ヒマワリはなぜ太陽の方を向くの? 専門家に理由を聞くと...
[となりのテレ金ちゃん-テレビ金沢]2020年8月10日放送の「なぞの細道」のコーナーでは、ヒマワリの性質について調べてみました。
石川県かほく市の河北潟干拓地に広がるひまわり村。巨大なヒマワリの迷路で、家族連れなどに人気のお出かけスポットです。
さてこのヒマワリ、花を太陽の方に向けていると言われていますが、それは本当なのでしょうか?
成長過程におこる現象だった
番組がひまわり村で調べてみると、朝9時には、ヒマワリの花は太陽と同じ東側を向いていました。
そして17時。太陽は西に進んでいましたが、ヒマワリの花は朝と同じ東を向いたままでした。いったい、どういうことなおでしょうか。
石川県農林総合研究センターで尋ねてみると、ヒマワリには日光に当たると茎からオーキシンという成長ホルモンのような物質が出るんだそうです。
そのオーキシンは、日の当たる方向と逆方向に移動して、茎の成長を助けます。
ですので、日の当たらない方の茎が成長して茎が曲がり、その結果として花が太陽の方に向くようになります。
しかしこれは、成長過程のヒマワリに起こる現象で、成長が止まると茎が固くなり動かなくなります。
ですので、ひまわり村のヒマワリはほぼ東を向きっぱなしだったのです。
太陽の方を向くのは成長中だけで、成長後の大輪の花は、常に一方を向いているのですね。
(ライター:りえ160)