[ちちんぷいぷい-毎日放送]2020年8月14日放送の「きょうの話題に」のコーナーでは、大阪・梅田で多数の人骨が見つかったというニュースを取り上げていました。JR大阪駅から徒歩5分の「うめきたエリア」。現在マンションや商業施設を建設すべく開発が進んでいます。そんな場所で、1500体もの人骨が見つかりました。 墓地北部の様子(大阪市教育委員会の発表資料より) 「大阪七墓」の1つだった 人骨の発見は、大阪市教育委員会と大阪市文化財協会が13日に発表しました。 ただ、全国でもこれほど多数の人骨が一度に見つかる事例は殆どないそう。その理由について、番組では発掘調査の担当者に取材していました。 まず、なぜ梅田に人骨が? 実は江戸時代~明治時代にかけて、大阪の中心部には「大坂七墓」と呼ばれる七つの墓地がありました。そのうちのひとつが、今回人骨が見つかった「梅田墓」です。 調査の結果、見つかったのは平均年齢30代で、若くして亡くなった人々の骨ということがわかったそう。今回人骨以外にも350点以上の蔵骨器、位牌やキセルなどの生活的な副葬品も見つかったとのこと。 「今後分析していくことによって、当時の人がどのような生活をしていたのか。『大都市・大坂』を支えた、おそらくあまり身分の高くない人たちの声なき声を残したい」(担当者) とのことでした。 歴史的にも貴重な発見で、今の私たちが暮らす街を支えてくれていた人たちのことが明らかになることを期待しています。 余談ですが、旧暦7月16日(お盆)の宵から翌日の夜明けにかけて、「大坂七墓」を参拝するという行事が江戸時代に流行したそう。 今と同じように、昔もひとときの涼を求めて(?)、肝だめし的なレジャーの要素もある風習があったんですね。 (ライター:まみ)