息子が夫のプラモ壊した→勝手に改造しちゃえ! 主婦が本気を出した結果に「めっちゃセンスいい」
こだわりは「車のサビ塗装と...」

8月19日、Jタウンネットが投稿者のバフィーさんに詳しい話を聞いてみたところ、夫は塗装直前まで作り終えていたプラモデルが壊れたのは数か月前。
4歳の息子さんが勢いをつけて走らせたり投げつけたりしてしまったからだという。
バフィーさんは夫に
「捨てていいよ」
と言われていたが、「せっかくここまで作ったのに」という思いと「出来の良さ」を感じていたため捨てられなかったそうだ。
そして16日、壊れたプラモデルを作り直そうと思いたった。
「時々何かを強烈に作りたい!!という衝動に駆られることがありまして、それが16日に発動しました」(バフィーさん)
40代で主婦だという彼女は、16、17年前まで個人でディスプレイ用のオブジェを制作していたという。
発砲スチロールのブロックを削りだして大きさ2メートル程度のサンタクロースや恐竜などの特注品作っていたそうだ。
そんなバフィーさんが今回用意した材料は、プラモデルを乗せる土台のお盆と、地面に敷く粘土。
その他には乾燥苔、木製スティック、カラーサンド、様々な色の塗料と筆、木工用接着剤。材料はすべて100均で揃えたという。

「綺麗な新車のような塗装は私にはできないので(プラモデル作ったことない)、それならいっそ汚し塗装とそれに合うジオラマを作ろう!となりました」(バフィーさん)
翌17日の昼頃から塗装の乾燥と併せて丸一日程で完成したという、ジオラマ。
乾燥苔で植物、木製スティックで柵、カラーサンドで地面の砂部分の質感を表現している。
名前は特に決めていないとのことだが「緑に飲まれ朽ちていく人工物ってエモいな...という気持ち」で作ったという。

こだわった点を聞いてみると
「こだわりは車のサビ塗装と緑の蔦に咲いた白い花です。朽ちていく車と対照的な生きている花を咲かせたくて資材を探しました」
と話した。
バフィーさんはジオラマが完成した後、夫に作品の画像を送信。夫は「くやしい」と返信しつつ、電話口では、興奮して楽しそうだったという。
このジオラマ。現在は息子さんの手が届かないカウンターの上に飾っているそうだ。
きっと夫婦のいい思い出になったことだろう。