ココからあなたの
都道府県を選択!
全国
猛者
自販機
家族
グルメ
あの時はありがとう
旅先いい話

アザラシのお腹に鳥たちがぎっちり... 発酵食品「キビヤック」再現したぬいぐるみが衝撃のビジュアルだった

井上 慧果

井上 慧果

2020.08.14 11:00
0

キビヤックの衝撃的な作り方

キビヤックのぬいぐるみは2020年8月9日、染(@bsop88)さんがツイッターに投稿し、注目を集めた。

キビヤックとは、グリーンランドのカラーリットやカナダのイヌイット、米アラスカ州のエスキモーなどが作る伝統的な発酵食品。染さんは、博物館に掲示されている「キビヤックの作り方」「キビヤックの食べ方」のパネルも撮影していた。

そこで説明されていた作り方は、

「捕獲したアパリアス(編注・海鳥の一種)を直射日光の当たらない涼しい場所に一日ほど放置して冷やし、内臓と肉を取り除いたアザラシのお腹に羽が付いたまま詰め込みます。お腹をぬい合わせたら地面に掘った穴に埋めて空気を抜き、キツネなどに食べられないように上に石を積んで覆って、数か月から数年間放置・熟成させれば完成」

というもの。アザラシのお腹を開き、鳥を詰め込み、縫い合わせて埋める。

食べるときは「アザラシのお腹から取り出したアパリアスの羽を引き抜き、肛門に口をつけて発酵して液状になった内臓を吸い出しながら食べます」とのこと。とても独特で、少々グロテスクである。

このぬいぐるみは、そのキビヤック作り方を説明しているというわけだ。鳥が詰められている謎のグレーの物体は、アザラシだった。

ツイッターではこのぬいぐるみに対し、

「見た目はグロテスクだけど、これも厳しい環境で生き抜くための人の知恵の結晶みたいなもんなのね...」
「あまりのインパクトに一瞬夢でも見てるのかと思ったけど現実だった...」
「『もやしもん』という漫画の1話で登場してたので、製法や食べ方は知ってましたが...。ぬいぐるみでデフォルメしても中々にグロいですね...」
「キビヤックの説明でこんなに分かりやすい模型があっただろうか。いやない!! グロさを感じさせず、可愛さを感じさせるとはこの博物館やるな!!」

といったコメントが寄せられている。

なぜぬいぐるみに...?
続きを読む
PAGETOP