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驚きのビフォーアフター! ぽっちゃり体型のオタクが「リングフィット」を半年続けた結果がこちら

井上 祐亮

井上 祐亮

2020.08.06 20:00
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Nintendo Switchのゲームソフト「リングフィットアドベンチャー」。女優の新垣結衣さんがお家でトレーニングをするCMで目にしたことがある人もいるだろう。

ゲームのコンセプトは「冒険しながら、フィットネス」。魔物「ドラゴ」が支配する世界を救う冒険にでるという王道RPGのようなストーリーで、輪っか状の「リングコン」や足に付ける「レッグバンド」を動かして敵を倒いていく作品である。

ゲームをしながら、全身運動。はたして、どれほどの成果がでるのだろうか。

そんな疑問を持った人に、お見せしたいカラダがある。リングフィットを半年間続けた人の肉体が、ツイッター上で注目を集めているのだ。

立て鏡越しに見える、上半身の裸体に無駄な脂肪が見えない。腹は6つに割れ、黒いズボンと腰回りの境目に際立つV字ラインは、まるでトレーニング雑誌のモデルのようだ。

こちらはツイッターユーザーの「kzm」さんが2020年7月30日に投稿したものである。正面と斜め横から見たカラダの写真とともに、彼はこうつぶやいている。

「オタクが半年間リングフィットをやった結果です。ご査収ください」

リングフィットだけで、このカラダを手に入れたというのだろうか。

彼の投稿には「リングフィットだけで...?」「どういったメニューなのか」「食事内容は...」といった疑問が寄せられている。また「すごい」「結果にコミットするソフトであることがよーくわかりました」といった称賛の声も。

注目すべきは、彼が続く投稿で「トレーニング的なのはこのゲームだけしかやってないよ」と明かしている点である。

ゲームだけでシックスパックを手に入れた男...。羨ましすぎる。

何を、どれくらいやればいいのだろう。Jタウンネット編集部が彼に聞いてみた。

劇的ビフォーアフター

8月5日、Jタウンネットの取材に応じた投稿者のkzmさん。

まずは、彼のプロフィール(カラダの状態)をご紹介。身長は164.5センチで20代前半。取材時点で体重は58.5キログラム、体脂肪率は家庭用の体重計で11から12%とのこと。

わお(画像はkzm(@_kz9)さんから)
わお(画像はkzm(@_kz9)さんから)

そして、このカラダを手に入れる前、19年11月時点の彼のカラダがこちらである。

19年11月時点の彼。着衣しているが、恰幅の良さが分かる(画像はkzm(@_kz9)さんから)
19年11月時点の彼。着衣しているが、恰幅の良さが分かる(画像はkzm(@_kz9)さんから)

着衣しているが恰幅の良さが分かるだろう。11月時点で、体重は70キログラム程度あったという。

70-58.5=11.5(キログラム)

半年間で10キロ以上体重が落ちたということになる。当時はいわゆる「ぽっちゃり」体形だったという彼。車のシートベルトが腹に食い込み、さながら3段腹のようだったと話す。

「(ゲーム)開始初期の頃は動くとお腹が動いているのがわかるぐらい」

と、本人も自認していたようだ。

そんなだらしない肉体が、どうやってムキムキボディに変貌したのか。その軌跡を振り返ろう。

kzmさんは20年1月31日にリングフィットを購入。ツイッターのフォロワーがプレイしていたため、やってみたいと思ったそうだ。

4月から就職したという彼の仕事はITエンジニア。基本的に業務は在宅ということもあり、家から出ない日もあったという。

「『とりあえず体でも動かしておくかな』といった感じで毎日ゆるくやっているつもりでした」

ゆるい感じでスタートした、リングフィット生活。彼が実践したトレーニング内容や、食事内容を聞いてみよう。

トレーニングメニューは?

ツイッターユーザーから寄せられた疑問に対し、彼が答えた内容をまとめると、トレーニング頻度は週5日。時間は、たった25分から35分だという。また筋肉のもとになる「プロテイン」を飲んでいるわけではいそうだ。

身体に変化が訪れたのは、初めてから1か月半が経った時だという。

「体に変化が訪れたのは、大体1か月半後ぐらいから、徐々に体重が落ち始めた頃ぐらいからです。そこから1か月、大体2キロぐらいのペースで落ちてきました」

7月30日に「とても困ったことはこのゲームをやってから(20年)4月に買ったパンツが全部ガバガバになった」とつぶやいていた彼。

体重が落ちたことが分かる写真がこちらだ。

サイズがガバガバに(画像はkzm(@_kz9)さんから)
サイズがガバガバに(画像はkzm(@_kz9)さんから)

「今年の4月始めに購入したパンツがガバガバになってしまいました。その前から持っているのもガバガバになってしまったので、新しいのを買わないといけなくなりました(笑)

おおよそ、ベルトの穴2つぐらいキツくしないと下がってしまうぐらいです」

なんて羨ましい。ただし、ここまでカラダに変化が訪れたのは、彼の並々ならぬ努力があってのものだろう。

例えば、彼の8月4日のトレーニングを見てみよう。活動時間(運動時間)は35分でメニューには

「マウンテンクライマー」(床に手を置き、足を交互に胸元に引き寄せる)
「プランク」(両ヒジを床につけ、腰をあげる)
「舟のポーズ」(床に座り、両手を後ろへ下げながら、両足を前に伸ばす)

といったものがある。それぞれ2ケタ回数をこなしているのだ。またリングフィットには「負荷調節機能」があり、負荷を高くすればするほど「敵」が強くなって運動回数が増える仕組みがある。彼の場合は「30」で、かなり高負荷でプレイしているようだ。

トレーニングは平日の夜にするとのことで、30分前後のプレイを週5日ほど、自宅でするという。

一番キツくてやりがいがある種目は「プランク」だという。

一般的なプランク(画像はイメージ)
一般的なプランク(画像はイメージ)

「最初は足が震えて1回のセットでヘトヘトでした。『続ければできるようになるでしょー』みたいな感じで積極的に選んでたら段々と回数をこなせるようになっていきました」

また「マウンテンクライマー」や「舟のポーズ」といった、「少々キツイフィットネス」(kzmさん)も積極的に選ぶようにしていたという。

食事内容については、多少気をつかっているものの、ハードに制限しているわけではないという。

「朝はハムエッグ、豆腐、ヨーグルト。昼はカップ麺。夜は鮭、米、味噌汁、野菜といった具合で適当に簡単に作れるものばかり食べています。

食べすぎないようにしようぐらいで、高タンパクとかはあまり気にしたことがないです。また、お酒を飲むのが好きなのですが、4月過ぎたぐらいから糖質オフの物を選んだりするとか、そんな具合です」

リングフィットをやるなかで、辛かったことは

「ラスボス戦で40分ぐらいずーっとバトルしてたことですね。勝てる気がしなかったです(笑)」

と話す彼。ゲームで悪戦苦闘しながらも、頑張ったぶんだけカラダに返ってくるのだからいいこと尽くしだ。

投稿が注目を集めたことに、彼はこう述べた。

「リングフィットに限らず体を動かすのはとてもいいことなので、自分のペースで是非やりましょう!」

彼はこれからもプレイを続けていくという。きっと今日も「ビクトリーポーズ」を決めているのだろう。

8月7日10時55分追記:初出時、記事タイトルに誤字があったため、修正しました。

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