スイーツなのに...完全に日本酒の味! 純白の見た目も美しい「酒かすマカロン」食べてみた
担当者「若い方が増えました」
女子のおやつから大人のスイーツに進化を遂げたマカロン。そもそもなぜ日本酒と組み合わせようと思ったのだろうか。
Jタウンネットは7月16日、社会福祉法人アルペン会・カフェ担当の川崎誠士(崎はたつざき)さんに詳しい話を聞いた。
富山市の岩瀬という地域に位置するMUROYA。「岩瀬の名物を作ろう」ということで隣にある桝田酒造場とコラボし、プレミアム大吟醸(純米大吟醸)の酒かすを使用したマカロンが誕生した。店頭では18年春のオープン当初から販売している。
「海外のマカロンは、甘みや色味が強いものを結構見かけます。しかし富山では、シンプルに軽いくちどけと、ほのかな味わいを感じられる商品を作れないかということで試行錯誤を重ねました。できるだけ甘みをおさえ、お酒を感じられる商品をと思い、お作りしています」
シンプルさを出すため、マカロンの白色は素材そのものの色。使われる酒かすはごく少量で、アルコール度数は0.06~0.08度ほどだという。中のクリームにはホワイトチョコレートを使い、マカロンらしい甘さもほんのり感じられる一品だ。
マカロンがツイッターで話題になっていることは、日本橋とやま館のスタッフから教えてもらったとのこと。MUROYAにも影響が出ているようで、
「地域柄お客さんはミドル世代が多いのですが、若い方が特に増えました。いろいろな世代の方に知っていただく機会になり、感謝しています」(川崎さん)
と話している。
販売数には限りがあり、日本橋とやま館では売り切れになっている場合もあるとのこと。見かけた際はぜひ手にとってみてほしい。