公共事業感がたまらない 定額給付金で買ったものだけに貼れる「銘板ステッカー」が話題に
「昔から銘板についつい見入ってしまう性分でした」

金岡さんは、テレビモニターをうっかり壊してしまって、困っていたところ、ちょうど折良く定額給付金が振り込まれたこともあり、買い換えることにしたのだそうだ。
銘板を作るにあたってのこだわりとは何だったのか? Jタウンネットの質問に、金岡さんはこう答えた。
「昔から公民館や公営アパートなどに取り付けられた『この施設は〇〇交付金により整備されました』『年金積立金還元融資施設』などと書かれた銘板についつい見入ってしまう性分で、今回の銘板もこれらに閃きを得て作成しました。
銘板についてはいかにも公的なものにみえるよう堅さ、重厚さを意識して作成しました。 仲間内で少し盛り上がればいいな、といった程度の気持ちで作成しておりましたので、これほど反響をいただくならば、もっと気合を入れて作ればよかった、とも思います」

ツイートに大きな反響があったため、友人より商品化を勧められ、「BOOTH」で販売を開始したという。「BOOTH」とは、クリエイターが制作した創作物を販売するオンラインサービスだ。
BOOTHで販売するにあたって、工夫した点は何だったのだろう?
「当初はツイートした画像のものを少し手直ししただけのものを販売するつもりでしたが、こちらの想定以上に多くの方にお求めいただき、より高いクオリティのものとなるよう色味や質感を高めるようにしました。
また、屋外にあるものに貼り付けたいというリプライもいただきましたので、屋外使用にも耐えうる塩ビステッカーを採用しました。 将来、飽きたりステッカーが不都合になったりした場合にも対応できるよう、あとから剥がすことができる再剥離仕様にしたのもちょっとしたこだわりです」
将来、もう二度ともらうことはないかもしれない「特別定額給付金」。その貴重な給付金で購入した品物に、銘板を貼って記録にとどめておくこと、アリかもしれない。