この発想はなかった...! どんな絵本もSFに変える「物語を台無しにするしおり」がこちら
「気をつけて使わないと物語を台無しにしてしまいます」
そんな「しおり」がツイッターで注目を集めている。それがこちら。
こちらは、ツイッターユーザーのちーず(@kurumilkcheese)さんが2020年7月16日に投稿した写真。
レジンを使って自分で作ったというしおりは、UFOの形をしている。UFOからは黄色い光線が放たれ、人や牛がその光にとらわれている。
まさに、トラクタービーム(SF作品に登場する物体を引き寄せる光線)で、宇宙人にアブダクション(誘拐)されている真っ最中、といったところだ。
確かに、しおりにしては楽しいデザインだが、「物語を台無しにする」とはどういうことなのだろう。
ちーずさんは、子供たちが大好きなあの物語を「台無し」にしてみせた。
しおりが置かれたのは、ロングセラー絵本「ぐりとぐら」シリーズ(作・中川李枝子、絵・大村百合子)の上。
雪が積もった原っぱの上に牛の影入りのしおりをのせると、まるで「ぐら」が牛が連れ去られる瞬間を目撃してしまったかのよう。また、ビームの中に何も書かれていないしおりをつかえば、「ぐり」が今にもUFOにさらわれてしまいそうなシーンに見えてくる。ほんわかした絵本が、一瞬でSFだ。
「ミステリーだと犯人は全て宇宙人のせいにできます。ホラーでも可」
とちーずさんは続けている。