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この発想はなかった...! どんな絵本もSFに変える「物語を台無しにするしおり」がこちら

横田 絢

横田 絢

2020.07.19 17:00
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「気をつけて使わないと物語を台無しにしてしまいます」

そんな「しおり」がツイッターで注目を集めている。それがこちら。

UFOの形のしおり(ちーずさんのツイートより)
UFOの形のしおり(ちーずさんのツイートより)

こちらは、ツイッターユーザーのちーず(@kurumilkcheese)さんが2020年7月16日に投稿した写真。

レジンを使って自分で作ったというしおりは、UFOの形をしている。UFOからは黄色い光線が放たれ、人や牛がその光にとらわれている。

まさに、トラクタービーム(SF作品に登場する物体を引き寄せる光線)で、宇宙人にアブダクション(誘拐)されている真っ最中、といったところだ。

確かに、しおりにしては楽しいデザインだが、「物語を台無しにする」とはどういうことなのだろう。

ちーずさんは、子供たちが大好きなあの物語を「台無し」にしてみせた。

しおりが置かれたのは、ロングセラー絵本「ぐりとぐら」シリーズ(作・中川李枝子、絵・大村百合子)の上。

雪が積もった原っぱの上に牛の影入りのしおりをのせると、まるで「ぐら」が牛が連れ去られる瞬間を目撃してしまったかのよう。また、ビームの中に何も書かれていないしおりをつかえば、「ぐり」が今にもUFOにさらわれてしまいそうなシーンに見えてくる。ほんわかした絵本が、一瞬でSFだ。

「ミステリーだと犯人は全て宇宙人のせいにできます。ホラーでも可」

とちーずさんは続けている。

新しい物語が生まれそう

17日、Jタウンネット編集部が取材したところ、ちーずさんは5年ほど前から趣味でレジン作品を制作している。

ステンドグラスのような作品は、クリアファイルの上でアクリル絵の具を使って枠線を描き、それにレジンを流し込んで固めているそうだ。

今回、UFOの形のしおりを作ったのは、子供のためだという。

「しおりは子供用にたまに作ってるのですがよくなくされるのでまた作ろうと思い...面白いのを作ろうと思いついたのがなんとなくUFOでした」(ちーずさん)

そして、UFOの形にしようと決めたときに、絵本に使っても楽しいのではないか、と思いついたようだ。

投稿を見たユーザーは

「物語がカオスに...面白い」
「新しい物語が生まれそうww」
「星の王子さまに挟んで遊びたい
だいぶ雰囲気変わる予感...笑」

など、想像力をかきたてられた様子。多くの反響が寄せられたことについてちーずさんは、

「みんな笑ってくれるといいな〜と作ったものだったのでたくさん見てもらえてとても嬉しかったです」

と感想を教えてくれた。

このしおりが1枚あれば、どんな絵本もすこし不思議なお話に早変わり。

みなさんなら、どんな絵本にUFOを登場させるだろう。

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