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「そろそろ帰省していい?」岩手の父に聞いたら... 返ってきた答えがあまりに重すぎた

松葉 純一

松葉 純一

2020.07.05 20:00
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「緊張感を持つことは大切だ」

盛岡市から見た岩手山(yisrisさん撮影、Wikimedia Commonsより)
盛岡市から見た岩手山(yisrisさん撮影、Wikimedia Commonsより)

ツイートに寄せられた反応の中で、もっとも印象に残ったことは何か?

「たくさんの方々が全国の苦労している様子を共有いただいたことです。私が住んでいる東京都内では、最近はコロナに対する緊張感よりも生活を取り戻そうとする熱量を強く感じます。

しかし全国に目を向けると、高い緊張感を保っている地域もあると知り、今一度自分の生活を考えようと思いました」

かなり厳しい意見も多かったようだが、どう感じたのだろう。

「自身や家族を守るために緊張感を持つことは大切だと思います。一方で、投石や張り紙をされた、引越しを余儀無くされた等の過激とも受けとめられる行為もあると知って驚きました。

生活が苦しかったり、ストレスが溜まっていたりするなど、各人に理由はあるのだと思いますが、周囲への思いやりは失わないで、地域で支え合いながらこの状況を乗り越えていきたいです」

岩手県だけが感染者ゼロということを、どう思うか?

「地理的に感染が広がりにくい土地柄であることに加えて、今回の帰省を打診した際の父の発言にもあるように、一人一人が緊張感を持って生活しているおかげもあるのだと思います。

『一人も感染者が出てない唯一の県』という肩書きが、過度に岩手県の方々やその関係者にプレッシャーを与えなければ良いなと思います」

ちなみに、今年の夏休み、岩手に帰るつもりは? という質問には、「年末までに帰省できたら良いかなと長い目で見ています」と答えた。

まだまだ長期戦の構えのようだった。

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