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ちょっと欲張りすぎ...? 佐久市の「都市宣言」、あまりにも多いと話題に

笹木 萌

笹木 萌

2020.06.24 17:00
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市町村合併直後に9つの宣言

佐久市の都市宣言は「ポイ捨てのない、清潔で美しい宣言都市」と「地下水、湧水保全宣言都市」が06年9月30日、他の9つが02年3月18日に宣言されたものだ。

なぜこんなにも多くの都市宣言を行っているのか。Jタウンネットは20年6月22日、佐久市役所総務課の担当者に取材した。

担当者はこれら都市宣言の目的を、以下のように話している。

「未来に向けて佐久市をより住みやすく魅力ある街にするため、また将来にわたって幸せに暮らし続けられるようにするためです。都市宣言はそのために特に重視しなければならない取り組みを、市民・事業者・市を挙げて進めていこうという決意と基本方針を明らかにしています」

02年3月に9つの宣言がされたのは、01年の市町村合併が関係している。

01年、佐久市、臼田町、浅科村、望月町の1市2町1村が合併して新たな佐久市となった。その際に、それぞれの市町村が行っていた都市宣言が、新しい佐久市議会において審議にかけられ、9つの宣言が議決されたという。

ただ、「佐久市・臼田町・浅科村・望月町合併協議会」のサイトに掲載されている合併前の資料によれば、合併前は臼田町だけでも12の宣言がされており、合併によって都市宣言の数が増えたというわけではなさそうだ。

また資料には、「現在の 4 市町村のすべての宣言を引き継ぐことを基本としますが、時代の要請と照らし合わせて見直しも行います」と記載されている。

今後都市宣言が増える可能性について、担当者は「可能性はありますが、予定はありません」としている。ツイッターで話題になったことについては、

「市民・事業者・市が一体となって取り組むことを目的としているので、改めて関心をおもちいただき、生活の中などで取り入れていただければと感じております」

とコメントした。

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