本来は見ごろのはずが...あじさい名所で「花刈り」被害 区が警告文「条例違反で迷惑・悪質な行為」
2020.06.10 17:00
「めちゃくちゃ綺麗だったのに...」
350メートルほど続く「飛鳥の小径」には、約1300株のあじさいが植えられており、6月中旬から下旬に見ごろとなる。あじさいの名所として知られた場所だ。
だが、小径の近くの柵には、北区役所が5月13日付で掲示したこんな警告文が貼ってある。
「この付近において、植物(あじさい等)を無断で刈り取る事案が頻発したことから、区は警察署に被害届を提出しました。
公園内の植物を採取または損傷する行為は、東京都北区立公園条例第四条に違反する迷惑・悪質な行為です」
また「公園管理者の管理権限において警告します」とも。
実際、冒頭で紹介した写真を投稿したはやとさんも、ツイッターで「飛鳥山のあじさいが切られている箇所がある」といった情報を発見し、現地へ向かったという。確かにツイッターでは、
「上中里寄りの低い位置から紫陽花がほぼ全て切られている!北区からの警告も貼ってあるから、誰かが人為的に切ったとしか思えません!ひどいことするなぁ...」
「王子の飛鳥山公園紫陽花めちゃくちゃ綺麗だったのに刈り取られてたんだけど泣いた」
といった報告が出ている。
6月10日、Jタウンネットが北区役所の道路公園課公園河川係に話を聞くと、
「ご承知のように警察署へ被害届を出していて、現在調査中です。ですので、区としてはこの出来事に対して今のところコメントは差し控えさせていただきたい」
とした。