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宮城で「最近イキってる市」といえば? 仙台出身の高校生が考えた、地元の偏見地図がこちら

笹木 萌

笹木 萌

2020.06.07 17:00
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ツイッターでたびたび話題になる各都道府県の偏見地図。県内にある市町村や地域ごとの特徴を、作者の独断で表したイメージ図だ。地元民なら共感できる「あるある」を盛り込んだ作品も多い。

今回紹介するのは、ツイッターユーザーの@IzuYuzawaさんが作った宮城県の偏見地図。仙台出身の作者から見た宮城の姿が、こちらだ。

宮城県のイメージ図(画像は@IzuYuzawaさん提供)
宮城県のイメージ図(画像は@IzuYuzawaさん提供)

まず目に飛び込んでくるのが「山」の文字。

栗原市、大崎市、加美町などを指し、県全体の3分の1ぐらいを占めているのではないだろうか。県庁所在地である仙台は「大都会仙台」と「山形県」に分けられ、同じ市内でもイメージに差があることが伺える。

この地図に対し、他のユーザーからは、

「北部が山‥‥まぁ否定は出来ませんね」
「『謎』→『千本桜』『樅ノ木は残った』あたりかと」

といった声が寄せられている。

「最近イキってるとこ」

Jタウンネットは25日、投稿者の@IzuYuzawaさんを取材した。

@IzuYuzawaさんは仙台出身、北海道在住の高校3年生。他のユーザーがツイッターに投稿していた「静岡県民から見た静岡県」の図を見たことをきっかけに、今回のイメージ図を作ったという。

ここで、図に登場している特徴的な表現について聞いてみた。

まずは「最近イキってるとこ」とされている富谷市。何がどうイキってるのだろうか。

「2016年に市制が施行されたあたりからコストコができたり、住みよさランキングにランクインするなど、富谷市民は自慢することから『イキってるとこ』としました」

東洋経済新報社が毎年発表している「住みやすさランキング」。富谷市は18年のランキングで、北海道・東北ブロックの3位にランクインしている。県内にはもっと上位ランクの街もあるが、富谷町から市になって約2年での快挙であることに変わりはない。他の市民から見れば羨ましいことだろう。

続いては、「松島名乗ってるとこ」の東松島市。平成の大合併が行われていた05年に矢本町と鳴瀬町が合併してできた市だ。

「松島の東にあるからという理由で東『松島』を名乗っています。先日聖火が到着した『航空自衛隊松島基地』、縄文文化に触れられる『奥松島縄文村』があります。

また、東に接している石巻市に近いという理由で、『石巻西高校』があります。これはまるで、千葉県にある東京ディズニーランドや東京ドイツ村のようではないでしょうか」

「謎」「よくわかんない」と書いたけど...

そして全く情報のない「謎」とは何か。ここは柴田郡柴田町、村田町、大河原町を指しているというが...。

「これを作った時は特に何も思いつかなかったので『謎』としました。

しかし、リプ欄を見ると『桜の名所』とありました。よく思い出すと白石川堤一目千本桜、船岡城跡などの桜の名所がたくさんありました。東北本線に乗っていても分かるので、春になったら行きたいと思います」

こちらと同様に未知の場所とされているのが「よくわかんない」の七ヶ宿町。それについては「ダムがあります。それ以外のイメージがない」とのことだ。

@IzuYuzawaさんは自身の制作したイメージ図について、

「ネタとはいえ、富谷市、東松島市、柴田郡、七ヶ宿町の方、また『山』一言で済ませてしまった宮城県北西部の方には申し訳ないなと思います。もう少し書くことがあっただろうと。しかし宮城県という地域がもっとより良い所になって欲しい気持ちに変わりはありません」

とコメントしている。

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