1本のバナナを削ってアマビエに とある職人が作った「バナナ彫刻」が驚きのクオリティ
「削りカスを食べながら彫りました」
山田さんによれば、バナナアマビエはケーキスプーンや爪楊枝を使って彫った。爪楊枝は先端をナイフ状に加工したものも使用しているという。
作品は40分ほどかけて制作。山田さんはアマビエを題材に選んだ理由を、
「バナナアマビエを見て頂く事で、少しでもステイホームのストレスを軽減できればと思いました」
としている。
制作中は「削りカスを食べながら彫りました」とのこと。完成したバナナは撮影後に全て食べている。もちろんアマビエも例外ではなく、「とてもおいしいアマビエでした」と山田さん。制作者に食べられたならバナナアマビエも本望だろう。
「バナナの皮を、撮影時に見えないように裏側から爪楊枝で支える作業に苦労しました」
と撮影の様子を振り返った。
山田さんは2011年2月に副業としてバナナ彫刻家の活動を開始。「あまりに暇だった」という理由から作品を制作し、イラストコミュニケーションサービス「pixiv」に投稿したところ、大きな反響があったことがきっかけだ。
これまでには、人面やピースサインの手、タコの足などをバナナで制作、自身のツイッターやブログで紹介している。
山田さんは今回アマビエが話題になったことについて、
「父が脳腫瘍で闘病中なので、アマビエで本当にコロナが消えてくれればと願っています」
としている。