他人の「ありがとう」がお小遣いに変身 とある職場に導入された「自己肯定感ガチャ」が話題
「ありがとう」と感謝の言葉を直接伝えられたり、「すごいね」と褒められたりした時に、気恥ずかしさを覚え始めたのはいつ頃だろう。
子供の頃はもっとストレートに受け入れられていたのに、今では「そんなことないですよ」とか「誰にでもできますよ」とか謙遜して、素直に喜べなくなってしまった。そんな大人になってしまったのは、筆者だけではないはずだ。
ところで、兵庫県高砂市のプラスチック加工会社「匠工芸」には、筆者のように捻くれてしまった大人でも素直に「ありがとう!」や「すごい!」の言葉を喜べるような仕組みがあるらしい。その名も「自己肯定感ガチャ」。
同社の社長が発案したというこのガチャに、ツイッター上で注目が集まっている。

同社に務めるSuzuさん(@Suzu_momoi)のツイートによると、ガチャから出てくるカプセルには、100円玉や500円玉、1000円札などがランダムで入っている。もらったときに「家のお手伝いして、お小遣いもらえたみたい」な嬉しさがあるため、このチョイスになっているのだそう。
「現に、工場長が500円玉引いた時は、事務所がお祭り騒ぎやった」
とのことだ。
ガチャを回すための専用メダルは社長が持っていて、貰うためにはある条件をクリアする必要があるらしい。その条件とは、「社内での『ありがとう!』『すごい!』やお客さんからの『ありがとう!』が発生する」こと。