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有楽町ガード下「食安商店」が閉店 自販機で酒を買う「サラリーマンの聖地」

笹木 萌

笹木 萌

2020.04.09 06:00
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オフィスビルが立ち並び、多くの会社員が行き交う東京・有楽町。そのガード下で60年以上にわたって経営していた、立ち飲み屋「食安商店」(千代田区有楽町)が2020年4月11日をもって閉店する。

店内には自販機が並び、自分で購入して中で飲むという独特のスタイル。閉店は4日ごろからツイッターで話題となり、惜しむ声が寄せられている。

有楽町のガード下にある食安商店(C)Google
有楽町のガード下にある食安商店(C)Google

「ここで飲む回数は少なかったけど木金の夜に通りがかると人が溢れているあの感じが大好きでした」
「食安商店の前通ったことしかないけどああいうところがずっと残って欲しいと思ってたよね...」
「サラリーマンさんの憩いの場所がなくなります」

昭和の雰囲気を色濃く残した外観だが、令和になった今でもビジネスマンを中心に利用者は一定数いた様子。一部では「サラリーマンの聖地」とも呼ばれていた。

日比谷駅の出口からも近く、グルメサイトの口コミには「飲み足しにちょうど良い」「人が多い」などど書き込まれている。けっして、客が少なかったわけではないようだ。

ではなぜ、食安商店は閉店してしまうのだろうか。

Jタウンネットは8日、食安商店を経営する「株式会社食安」の社長である男性と、共に店を切り盛りする母親の2人に話を聞いた。

「本当はもうちょっとやっていたかった」
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