何の変哲もない食事風景...?→実は全て食べられません、石だから
「ネギがネギにしか見えない」
この写真は何の鉱物が使われているのか。どこまで鉱物なのか。
詳細を知るため、Jタウンネットは7日、投稿者のじゃが~さんを取材した。
なんの変哲もない鉱物を集めてるので、あんまり特徴が無いんですよねぇ...#20200405日曜鉱物写真会 pic.twitter.com/RMTSoVbBO7
— じゃが? the 芋 (@Kartoffel11) April 5, 2020
たとえば、サトイモに薬味が乗ったように見える小鉢は、ベージュ色がアメリカ産の長石、緑色が中国産の緑鉛鉱だそう。
ベーコンやハムに見えるものは、アルゼンチン産のロードクロサイト、イギリス産のストロマトライトの化石など。手前のグラスに入っているのはブラジル産のメノウとのことだ。
そのほかにもつまみから箸置きに至るまで、様々な鉱物が使用されている。

じゃが~さんによれば、これらの鉱物は「鉱物や化石が売られているミネラルショーと呼ばれるイベントにて購入したものが殆どです」。鉱物を食べ物に見立てたきっかけについては
「騙し絵など、トリックアートに影響を受けていて、5年前程にケーキのような蛍石を手に入れてから自分のコレクションで面白い写真か撮れないかなと始めました」
としていた。
確かに、トリックアートに通ずるところもあるような...。

今回の写真にも騙されてしまった人は多いようで、ツイッターには、
「薬味のネギがネギにしか見えない」
「どう見ても美味しそうなご飯」
といった驚きの反応が寄せられている。

じゃが~さんはこの写真のメニューについて
「それぞれに想定している食べ物はあるのですが、観た方の記憶に基づいて味を想い描きつつ味わって頂きたいので敢えて付けてない物もあります」
と説明。先ほど、筆者がサトイモのように見えると説明した小鉢については、
「ベージュ色は里芋や凍み豆腐、緑色は葱の可能性が高いですが、もしかしたら...ずんだのかかった何かと解釈する方も居るかなと思います」
としていた。
「これは○○に見える」とそれぞれが、それぞれの記憶にある味を思い浮かべて鑑賞できるのが面白い。