高輪ゲートウェイ周辺「マジで何もない」説は本当なのか 現地を歩いてみた結果は....
天井が低すぎる「高輪橋架道橋」を歩く
駅から海側には行けないため、泉岳寺駅にほど近い「高輪橋架道橋」を通って向こう側に行く。少々面倒くさいが、今のところはこれが一番近いルートのようだ。
高輪橋架道橋は、高さ制限1.5メートルととても低い。中には電灯が付いていて明るいが、とても令和の風景とは思えない寂しい空気が漂っている。意外にも無人ということはなく、人の往来が見られる。
最初は普通に歩いていたが、途中で高さが一段と低くなり頭スレスレの状態に。筆者の身長は164センチなので、最も低いところはそれよりわずかに高いといったところだろうか。背の高い男性などは首を傾けて歩いていた。
港区の公式サイトによると、架道橋は今年の4月12日から2032年3月末まで、トンネル新設のため車両は通行止めとなる。
架道橋抜けると道が二手に分かれ、「品川駅方面→」と書かれた矢印が出てくる。一度そちらに進んでしまった筆者だが、この方向に進んでしまうと品川シーズンテラスに着くまで芝浦中央公園には入れない。地図上では遠回りに見えるかもしれないが左手に進むのが正解だ。
ここまで、歩いて15分くらいはかかっただろうか。スロープのようになった道路を上がると、芝浦中央公園が現れる。公園は地上ではなく、芝浦水再生センター内の曝気槽(浄水処理を行う設備)の上部にフタをした人工地盤の上に造られている。
公園の階段を下りると、そこには品川シーズンテラスが。そろそろ、高輪ゲートウェイ駅の周辺というより、品川駅周辺という雰囲気になってきたので、そこで取材を切り上げた。
まだまだ未完成の施設も多かった高輪ゲートウェイ駅。今後に期待だ。