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高さ30センチ! 神戸の洋食店が考案した「そびえ立つエビフライ」がインパクトしかない

松葉 純一

松葉 純一

2020.03.15 17:00
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皿からはみ出しそうな大きなエビフライが出てきたら、思わず幸せな気分になるに違いない。サクサクとした衣の下から、プリプリとはじけるような白い身が現れ、噛みしめると柔らかくジューシーで......。

ところが、これをご覧いただこう。

そびえ立つエビフライとハンバーグのセット(神戸ハンバーグウエストのInstagramより)
そびえ立つエビフライとハンバーグのセット(神戸ハンバーグウエストのInstagramより)

いまツイッターで、このエビフライが話題になっている。皿にのっているのは、ハンバーグと、その横にそびえ立っている巨大なエビフライだ。なんとソフトクリームのコーンスタンドに立てられているではないか。

こんな長いエビフライ、見たことあるだろうか。ツイッターには、さまざまな声が寄せられている。

「コーンスタンド使うエビフライなんて初めて見た...」
「海老フライスタンドってあるんだ......」

また、このエビフライは本当に丸ごと1匹なのだろうか? 実は、2匹か、3匹が、つながっているのではないか? それとも衣だけの部分が、あったりするのではないか?

ツイッターユーザーの中には、そんな疑惑を抱いた人もいたようだ。いったいどうなのだろう?

そびえ立つエビフライの真相を探ろうと、Jタウンネット編集部は話題の店に取材した。

天然ものシータイガーに「気を付け」させる

そびえ立つエビフライを持つ東店長(神戸ハンバーグウエストのInstagramより)
そびえ立つエビフライを持つ東店長(神戸ハンバーグウエストのInstagramより)

Jタウンネット編集部の質問に答えてくれたのは、神戸市西区にあるレストラン「神戸ハンバーグウエスト」の店長、東幸広(あずま・ゆきひろ)さんだ。

「そもそもエビの規格が違うのですよ。ブラックタイガーの天然もので『シータイガー』と呼ばれる大きなエビを仕入れています。

エビは『前屈』しているような姿勢をしているのですが、スジを切って真っ直ぐにして、『気を付け』をさせると30センチ以上に伸びるのです。ですから、継ぎ足しているわけではなく、正真正銘の丸ごと1本なのです」

東店長は「そびえ立つエビフライ」の秘密を惜しげもなく明かしてくれた。

材料は、シータイガー(「神戸ハンバーグウエスト」instagramより)
材料は、シータイガー(「神戸ハンバーグウエスト」instagramより)

しかし30センチ以上もあるエビフライをどうやって食べるのだろう?

「お客様には、どうぞご遠慮なく、手づかみでかぶりついてくださいと、申し上げております。白ワイン塩、レモンなど、お好みの味付けで、お好きなようにどうぞ......」と東店長。ただ一つだけ付け加えたい、そうだ。

「エビフライの横にあるハンバーグですが、小さく見えますが、200グラムあります。こちらの方もお忘れなく。うちはハンバーグ店なので(笑)」
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