ドイツ人は「バウムクーヘンをあまり食べない」 発祥の地なのになぜ?ドイツ大使館に聞いた
2020.03.12 06:00
なんで食べないのか、聞いてみた
それにしても、なぜドイツではバウムクーヘンをあまり食べないのだろうか。
大使館のドイツ人職員からは、広報担当を通して複数の回答があった。編集部ではその中から一部抜粋、理由をいくつかの傾向に分けて紹介する。
【そもそもあまり売っていない】
「バウムクーヘンを売っているケーキ(菓子)屋があまりない」
「どこでも売っているものではないので、食べる機会が少ない」
「日本の方がマーケティングが上手く、全国で簡単に手に入る」
【バウムクーヘンは高級品、特別なもの】
「バウムクーヘンは『ケーキの王様』とも呼ばれ、比較的高いものが多い。日常的に食べるよりも、なにか特別な機会(祝い事など)がある時に食べるイメージ」
「ある地域を除いては日常的ではなく、クリスマスの時に食べるイメージ」
【バウムクーヘンより他のケーキを食べる】
「ドイツには地域ごとに名物になっているたくさんの美味しいケーキがある」
「作る工程が大変なので、一般家庭では作れない。ドイツ人は家庭でケーキを焼くのが大好きで、もっと簡単に焼ける美味しいケーキがたくさんある」
【その他】
「大きなかたまりで買わないといけないので、食べきれないから買わないのでは」
「なんとなく古臭いイメージがある。おばあちゃんの家で食べたイメージ」
大使館の投稿に対するコメントにもみられたように、「(日本ほど)あちこちで売ってない」という理由が多い。また、なにか特別なイベントがある時に食べるという意見もあり、日頃のおやつ感覚で食べるものではないようだ。