この電車、混んでると思う? →大都市とそれ以外では感覚が全然違うことが判明
最も多いのは「少し混んでいる」
まずは全体の結果を見て見よう。
最も多かったのは「少し混んでいる」で38.9%(3879票)、続いて「普通」が30.4%(3037票)という結果になった。全体のおよそ7割の人が普通もしくは、少し混んでいると感じたことになる。
また「満員」と「少し混んでいる」を合わせると46.7%(=混んでいる派)、「ガラガラ」と「少し空いている」は23%(=空いている派)になることから、どちらかといえば混んでいるように見える人が多いという結果になった。
ツイッターの反応を見る限りでは、写真の状態を「混んでいる」と感じるのは地方に住む人で、都会に住む人たちはそうでもないように思えるが、実際のところはどうなのだろうか。
都道府県別に見ると以下のような結果になる。
こちらは、「満員」と「少し混んでいる」を合わせた「混んでいる派」の割合で、都道府県を塗り分けたものだ。
この数字が低ければ低いほど、ふだん乗っている電車が混雑している(=冒頭の写真を見ても、とりわけ混んでいるとは思わない)人が多いと考えられるわけだ。じゃあ、どんな地域が低い数字になったかというと...。
「混んでいる派」の割合が半数を下回ったのは、東京(37.6%)、埼玉(42.2%)、神奈川(43.6%)、千葉(44.3%)、大阪(43.7%)、愛知(44.6%)、福岡(48.9%)、京都(46.1%)、兵庫(46.2%)、奈良(48.9%)の10地域。
やはりというべきか、首都圏や大阪、福岡、愛知などの大都市ばかりが並んでいる。しかし、全体の46.7%が「混んでいる派」ということを踏まえると、東京(37.6%)に住む人の感覚は少しマヒしているといっても過言ではないだろう。
一方で、青森(91.7%)、秋田(90.9%)、山口(90.5%)は「混んでいる派」の割合が90%台と高い。それだけ、普段乗っている電車が空いていると考えられるわけで、ある意味ではうらやましい結果といえそうだ。
しかし、東京や大阪、愛知などでは「混んでいる派」が半数以下にもかかわらず、この3県ではほとんどの人が混んでいると判断したわけで、あまりの感覚の差に驚いてしまう。
ちなみに、「ガラガラ」と「少し空いている」を合わせた「空いている派」の割合が最も多かったのは、埼玉で30.7%。東京、神奈川、千葉、大阪、愛知、京都、広島が20%台で続いており、先ほどの「混んでいる」の回答率が低い地域とほぼ同じだ。