バレンタインデー不在の家にチョコの宅配依頼 機転利かせた配達員の「神対応」に称賛
配達員「今日お渡ししないとと思って!」
Jタウンネットは18日、りーくんさんに当時の詳しい状況を聞いた。
りーくんさんが不在連絡票に気づいたのは14日の19時過ぎ。再配達の受付は19時までだったので、翌日に連絡をしようと思っていた。
しかし19時半ごろ、配達員は自主的にりーくんさんの家を再訪問。りーくんさんはその時の配達員の様子について、
「ピンポンがなって出てみたらヤマトさんで。僕がびっくりしてたら、これは今日お渡ししないとと思って!って笑顔で話されてました。素敵な方だなと思いましたね」
と話している。また、りーくんさんの妻がヤマト運輸にお礼のメールを送ったところ、その配達員が15日の朝礼で褒められたことを知らせる返信があったという。
Jタウンネットは18日、ヤマト運輸に取材した。
広報担当者によれば、再配達はお客さんからの連絡を受けて行うのがルールとしてはあるとのこと。りーくんさんにチョコレートを届けた配達員については、バレンタインデーということもあり自身の判断で戻ったのではないかとしている。
「毎回みんながそうしているわけではないですが、バレンタインや誕生日、また夜だったらいらっしゃるかなというお宅があれば、その時の判断でお伺いすることはあるかなと思います」(ヤマト運輸広報担当者)
依頼主の意図を汲んだ、配達員の粋な計らい。今回に限らず行われることはあるようだが、それは当たり前のことではなく、あくまで個人の善意であることを忘れてはいけない。
広報担当者は今回の配達員の対応について、
「あくまでドライバーが機転を利かせて対応したことなんですけど、それによってお客様に喜んでいただけたというのは会社としても嬉しく思っています」
と話している。