「公務員に文句を言うな!」 隣人の騒音を注意したら、意味不明な回答が返ってきた話(大阪府・40代男性)
深夜なのに窓を開けながらテレビを大音量で垂れ流し。挙げ句、そのまま風呂に入って大きな音を立て続ける。
新婚で賃貸の公団に入居したOさん(大阪府、40代男性)の隣人運は、大凶といったところか。トラブルメーカーの代名詞のような男性が、隣に住んでいたと嘆くメールを編集部に寄せた。
Oさんが男性に注意したところ、「公務員で府民のために犠牲になっているのに...」と逆ギレ。なんと警察沙汰に発展したという。

深夜1時頃から鳴り響くテレビの音...
今から20年程前に新婚で賃貸の公団に入居した時の話です。
両隣にご挨拶に伺いましたが、一軒は同じ年頃のご夫婦で、もう一軒はいつお伺いしても留守のようで、初めてご挨拶できたのは、とある日の深夜0時頃でした。
もちろんこの時間にご挨拶に伺ったわけではなく、深夜にコンビニへ行こうとした時にお会いしました。一人暮らしの男性は、ものすごく無愛想な返事でしたが特に気に留めませんでした。
後日、妻がベランダで布団を干そうとした時に、この男性のベランダがみえてしまったのです。そこには、何日も干しっぱなしにしているような変色した下着やタオルが沢山ぶら下がっており、床は鳩の排泄物で埋め尽くされている感じでした。
ちょっと不衛生だなと思っていました。この男性のさらに向こう隣の老婦人にご挨拶した時、老夫婦も困っていると話していました。
そんなある日の夜、翌日は仕事なので寝ようとすると深夜1時頃なのにテレビのものすごい音が隣から聞こえてきました。とても寝られる状態ではありませんでした。何事かと玄関を出ると、隣の男性からの音でした。
深夜1時半に玄関と横の窓を開けっ放しにし、テレビの音も大音量で、本人は風呂に入っているようですが、風呂の音もかなりの音でした。
この頃から他のご近所さんも迷惑だと仰ってましたが、ウチほどの聞こえ方ではないので
「我慢できる範囲」
だと言っていました。老夫婦は「その時間は完全に寝ているのでわからない」とのことでした。
しかし、この音は、はじめは週に2回ほどだったのが、1か月後くらいには毎日のように深夜に大音量。おまけに窓全開でした。
騒音を注意したら...
あまりにうるさいので一度静かにしてもらえないかとお願いに伺ったところ、
「こっちは公務員としてお前達のような勝手な奴らの為に夜遅くまで働いている。深夜に帰宅してその日何があったのかを知るためにニュース番組も見たいが風呂にも入らなければならないし、部屋の空気の入れ替えも必要だからそれをまとめて行なっている。 風呂に入ったら音が聞こえないから聞こえる音量にしている。オレは公務員で府民のために犠牲になっているのに、ニュースを見る権利さえもお前のような自分勝手な奴に奪われなければならないのか!」
とこれまた深夜に大音量で怒鳴られました。この時の騒動は他の人達も見ており、皆さんも
「あの人、オカシイ」
と口々に仰ってました。
その翌日、どう考えてもわざととしか思えないほどの大音量が、男性の部屋から聞こえてきました。
びっくりして見にいくと、テレビやラジオ、掃除機、風呂、目覚まし時計と、ありとあらゆる物が鳴り響いていました。当時はスマホのような便利なものもないので、ボイスレコーダーと動画が撮れるデジカメを買って証拠を残しました。
そして一週間後、全然やめる気配がないので管理人へ苦情を申し立てに行くと、すでに他の住民から苦情が来ているそうでした。
男性はいつも深夜に帰宅しているため、連絡がつかないので文書で苦情が寄せられていることの旨を送っているだけだという管理人さん。理解してくれているのかわからないとの事でした。仕方なく警察にも相談に行きましたが民事不介入でした。
警察に嘘をつく男性
すると数日後、管理人から連絡がありました。
「相手がお互いの部屋の壁に防音壁を設置する事で合意したと言っているが、そんな物勝手に設置しないでいただきたい」
当然、そんな話は知りません。しかし男性は防音壁を設置したらしく、「今さら設置はダメ」とか、「私は設置してない」といった私の抗議に、
「こちらだけ金を払わされた。騙された。半分金払え」
と言ってきました。恐喝なのか、知りませんが、これを理由に警察に連れて行きました。意外にもこの男性も意気揚々とついて来ました。
そして男性は私より先に、
「私はあなた方と同じ公務員で府民のために毎日多くの苦労をしている。なのにこの勝手な若造は...」
と演説を始めたのですが、奥に座っていた年配の警察官が私の所に来て
「タバコ吸うの?ちょっと外で一服しといて」
と、優しく言うので私は外へ出ました。すると、私が出た途端に、警察官は
「公務員はそんなに偉いんか」
などと凄い勢いで男性に叱り飛ばしていました。数分後、再びさっきの年配の警察官が来て、
「明日説明と聞き取りするから今日は一旦帰ってくれる?」
と言って来たので帰りました。翌日、警察に行くと管理人室の人もいて、それぞれ話をしました。翌日にはこの男性は引っ越して行きました。
聞いたところ、毎日帰りが遅いのは単にこの男性が飲みうろついているだけで、人への迷惑行為は単なる傲りで、防音壁を設置したとかは全くの嘘だったそうです。防音壁を設置もしてないのにお金を取ろうとしたとの事です。
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