長野県民がイメージする「長野」の範囲は、他県民とは全然違うらしい
「『長野市』が身近ではない」
Jタウンネットは2月5日、投稿者のおいでよ塩尻(@OIDEshiojiri)さんに詳しい話を聞いた。
おいでよ塩尻さんは長野県塩尻市在住。生まれは他県だが小中高と塩尻で過ごし、長野県に住んで10年以上経つという。
投稿のきっかけは、以前のツイートで塩尻市を「長野名物『山賊焼』発祥の地」と紹介したところ、「長野名物」という表現に県民と思われるユーザーから疑問の声が多くあがったこと。県民にとって、長野=長野市のイメージが強いことは以前から知っていたそうで、それを視覚的に表現してみようと思い画像を作成したそうだ。
県民の想像する長野の図では長野市だけでなく長野市周辺を指している。その理由については、
「同じ県民でも、特に私のように中南信に住んでる人からすると『長野市』が身近ではないので、『長野』と言われると『あの辺だな...』という感じになるからです」
としている。長野市が遠すぎるあまり、図のように周辺も含めてぼんやり表現したようだ。
Jタウンネットは塩尻出身の社員Sにも話を聞いてみた。おいでよ塩尻さんが制作した図を見せてみると、
「わかる気がします。長野市に行くときは『長野』に行くと言っていました。塩尻から長野は特急を使っても1時間ほどかかるので遠いです」
とのこと。長野市だけを指すか、その周辺を含めるかは人によって異なるようだが、「長野市が遠い」という感覚は同じのようだ。
また長野県は、天気予報などで北部・中部・南部の3つの地域に分けられることがある。長野の広い土地柄を考えれば、この3つの地域は他県に等しい感覚なのかもしれない。