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「さすが青森」としか言いようのない鏡餅が青森で発見される

横田 絢

横田 絢

2020.01.09 20:00
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本来は小さな姫リンゴをのせる「お供えリンゴ」

青森商工会議所青年部の担当者によると、鏡餅の上にリンゴをのせることを推奨する運動の名前は「お供えリンゴ運動」。

この運動は2002年から続いており、毎年12月中旬~下旬に青森駅前や新青森駅前などで、青森市浪岡で収穫した小ぶりの「姫リンゴ」を無料配布しているという。浪岡は2005年に青森市と合併した地域。担当者は

「合併ということもあって、仲良くしていきましょう、というか消費拡大というか、そういう観点で始めたと聞いたことがあります」

と話す。浪岡の姫リンゴを青森市全体に知ってもらう、という目的があるようだ。

20年近く運動を続けていることもあり、「お供えリンゴ」は徐々に浸透しているようで、毎年「小さいリンゴはどこで買えるのか」という問い合わせがあるそうだ。

ただ、姫リンゴはあまり一般的に販売されておらず、配布される姫リンゴも生産者の善意で提供されているものだという。その年の収穫量によって配布数にばらつきはあるが、2019年は段ボール10箱分ほどを配ったそうだ。

「小さいリンゴが手に入りにくいっていうのもありますし、普通に売られている大きいリンゴをのせている方も居るんじゃないでしょうか」

と担当者。

これからも続いていくという「お供えリンゴ運動」。今後の展望を聞くと、

「個人的には、お店で姫リンゴが買えるようになればいいな、と思います」

と答えてくれた。

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