「餃子の王将」の天津飯、地域によって味が違った 西日本は「京風あん」1択だけど...
東日本では3種の餡を提供
なぜ地域によって餡の味に違いがあるのだろうか。
Jタウンネットは2020年1月8日、餃子の王将を運営する王将フードサービス(本社・京都市)の広報担当に話を聞いた。
担当者によれば、西日本の餡は京風だけだが、東日本では「甘酢・京風・塩」から選ぶことができる。新潟、長野、静岡の沼津より東が東日本、そのほかの地域と長野の飯田店が西日本となっている。
京風はしょう油ベースに生姜、甘酢はケチャップベースの餡になっている。東日本で味が選べる理由について、担当者はこのように話している。
「関東はもともと甘酢ダレが一般的です。関西から関東に行く人もいますので、そのニーズにあわせて(選べるように)対応しています」
餃子の王将は1967年に王将1号店を出店以降、京都市内を中心に店舗を展開。78年に東京に進出した。そのころから関東では甘酢ダレで提供しており、少なくとも10年前には3種の餡から選べるようになった。
担当者によれば、東日本で天津飯を注文する際は、餡をどの味にするか店員が聞いてくれる。また天津飯だけでなく「天津炒飯」「カニ玉」に関しても、同様に餡の味を選ぶことができる。
東日本の店舗に行く際は、いつもと違う味を試してみるのもいいかもしれない。