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会費を独占する老人たちに反旗 自己防衛おじさんと振り返る町内会抗争【ご近所トラブル大賞2019】

自己防衛おじさん//橋本鉄平

自己防衛おじさん//橋本鉄平

2020.01.03 17:00
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「現役世代が勝利した瞬間でした」

町内会費を独占していた高齢者たちが、現役世代の「正論」に屈服した話(埼玉県・40代男性)

10月21日に公開したこの記事は、使い道がおかしい町内会費をめぐるトラブルだ。

画像はイメージ
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投稿を寄せたのは埼玉県のとある分譲マンションに居住するGさん(40代男性)。ある日、同じマンションの住人が町内会費の納付を拒絶したことがあったという。

すぐに町内会の理事会でこの件が問題に。マンションの管理組合の理事長を通して、この住人に町内会費を拒絶した理由をヒアリングしたうえで、納付を求めることになった。

ところが、その住人は、

「町内会の予算書を見たところ、支出項目のほとんどが老人向けの娯楽予算に振り向けられている...これでは町内会に入る意味がない。町内会が、老人の利権となってしまっている」

と怒りの声を挙げた。これが町内会の理事に知れ渡ると、

「それなら町内会に入らなくて結構だ。その代わり、町内会で受けている便益を受けることもできないように手配するぞ」

と反論。一触即発の事態となった。

すると、Gさんの住むマンションの理事長が、

「うちのマンションの住人のほとんどが、町内会費の資金使途には疑問に思っている...なんなら、うちのマンションの100世帯すべてが町内会から脱会して、独立した町内会を組織しても構わない」

と発言。マンションの世帯主は40、50代の人がほとんどであったため、この発言に町内会の高齢メンバーはだんまり。結果的にマンション側の意見が通ることとなった。

その後は町内会の予算の見直しが実施され、小学生や未就学児向けにも予算が振り向けられるように。

「現役世代が高齢世代に勝利した瞬間でした」

この事件をGさんはそう振り返っている。

自己防衛おじさんの言葉――高齢世代の執着による弊害
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