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中学校の担任が破壊した「クリスマスの夢」 娘は泣いてしまうほどショックを受けて...

横田 絢

横田 絢

2019.12.23 20:00
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クリスマスイブの夜、多くの子供たちはサンタクロースの訪れを夢見て寝床に入る。

ほんもののサンタさんが、トナカイに乗ってプレゼントを持ってきてくれる家なら何の心配もいらないが、全てがそうではない。そんな家庭では、両親が子どもの期待に応えるためにサンタさんのふりをしている場合も少なくないだろう。

しかし、それもいつかは子どもに気づかれてしまう。Jタウンネットが2019年12月15日から、「プレゼントの袋にレシートが... あなたが『サンタの真実』に気づいてしまった瞬間は?」で読者の「夢が壊れた瞬間」を募集したところ、たくさんの体験談が寄せられた。

その中から今回は、サンタのふりが上手過ぎたお母さんのエピソードをご紹介しよう。

ずっと信じてたのに...(画像はイメージ)
ずっと信じてたのに...(画像はイメージ)

投稿してくれたのは、年子の娘を2人育てる女性。娘たちにサンタの存在を信じさせようと、クリスマスにはさまざまな工夫を凝らしていたという。

私は、娘たちにできるだけ長くサンタを信じさせようとクリスマスには私のアリバイを用意していました。
例えば(シングルマザーなのですが)娘たちを実家に預け、夕食を食べ、クリスマスケーキを食べた後に『ゴメン、○○ちゃんちで飲み会なんだ、行ってくる!』と外出して夜中にコッソリ、プレゼントを置きに帰って、また友達宅に戻って寝て、次の日にノンビリ帰って、興奮した娘たちからの報告を受ける、とか、
あえて枕元にプレゼントを用意せず、宅配便で届ける、とか
(プレゼントが楽器だった時、楽器店にお願いして宅配してもらい 中に『サンタさん からご注文いただきました』とメモを入れてもらった)
いろいろと手を変え品を変え、中学生まで信じさせてきました。

投稿者の並々ならぬ努力のおかげで、長女は高校1年生、次女は中学3年生までサンタを信じることができた。

しかし、娘たちの夢はある日突然打ち破られたという。

学校の先生が放ったまさかの一言

投稿者がサンタだったことに姉妹が気づいてしまったのは、次女の学校での出来事がきっかけだった。

次女が中3になった時、担任が子どもたちに『いやぁ、昨日、うちの子にプレゼントみつかりそうになって焦ったわ』と間接的に、サンタは親だとバラしてしまいました。
娘たちは、カトリック系の女子中学に通っており、その影響か(?)、中学生でも結構サンタを信じている子が多かったようで我が家の次女のみではなく、ショックを受けた子は少なくなかったそうで、『え、うち、信じてたのに...』という同級生も、かなりいたようです。
そして、次女が自宅へ帰り、長女へ『サンタさんって...お母さんだったらしい...』と涙ながらに訴えたそうです。そうしたところ、長女(高1)も、怪しいとは思いつつ、一応サンタさんを信じていたようで『え、マジ?』となり、二人して涙したそうです。
サンタさんだと思っていたのがお母さんだったこと、それを、あろうことか担任にバラされてしまったこと、サンタさんだと思って、高いものをおねだりしてしまったこと(笑)、諸々のことがショックだったようです。
今となっては娘たちも『あの担任、クソだったわ』と笑い飛ばしていますが(それ以外にもいろいろ、問題のある担任でした)、私としては、もう少しマシな経緯でバレて欲しかったかな、 と思います。

サンタを信じている生徒がいるとは想像もしなかったのだろうか。多くの生徒たちの中で、この教員に対する信頼が揺らいだのは間違いないだろう。

それにしても、「サンタさんだと思って、高いものをおねだりしてしまったこと」がショックだったとは、投稿者と娘たちはお互いに強く思いあう、仲の良い親子であることが伝わってくる。

不本意な形で真実が明らかになってしまったのは切ないが、最終的にはなんだか心の温まるエピソードだ。

娘たちは『お母さんの、サンタさんを信じさせるテクニック、すごかったなぁ。 私も親になったら、お母さんに相談しよう』と言ってくれているので、孫の時にまたチャレンジさせてもらえるようなので、知恵を絞って頑張ります。

と投稿者。娘たちに素敵なクリスマスを贈り続けてきた投稿者は、今度はおばあちゃんとして、お孫さんにも素晴らしいサンタさんの思い出をプレゼントしてくれることだろう。

あなたの「夢が壊れた瞬間」募集します

Jタウンネットではクリスマス、サンタクロースにこだわらず、「子どものころの夢」が壊れたときのエピソードを募集している。

読者投稿フォームもしくは公式ツイッター(@jtown_net)のダイレクトメッセージ、メール(toko@j-town.net)から、何歳くらいの時か、具体的なエピソード(なぜ現実を知ってしまったのか、どんな気持ちになったかなど、500文字程度~)あなたが住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別、職業を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。

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