「『赤ん坊の泣き声を止めさせろ！』怒り狂う隣人。謝罪に行ったら、明らかな脅しをかけられて...」（千葉県・30代女性）

隣に引っ越してきた夫婦に脅されました――。今回紹介するご近所トラブルは、千葉県に住むJさん（30代女性）によるそんな体験談だ。

結婚を機に住宅街に引っ越し、新居を構えたJさん一家。子宝にも恵まれ、順風満帆の日々が待ち受けているのかと思いきや、予想外の苦難が一家を襲うことになる。

きっかけは、隣の空き家に引っ越してきた夫婦だ。良好なご近所付き合いができたらよかったのだが、Jさん宅のお子さんの夜泣きが原因で、泥沼のご近所トラブルに発展してしまった...。

「その手の知り合い」を連れてくる？

私が住んでいるのは、60～70代のご夫婦の家庭が多い住宅街です。中古で売り出す家を更地にして、新築を建てて住む若い人もいるため、まばらに若い年齢層のご家庭も入っています。

私は主人と結婚してこの住宅街に引っ越し、家を建てました。元々右隣の家は空き家となっており、ちょうどうちの子供が生まれた頃、その空き家が売りに出されたようでした。そこに入ってきたのが30代くらいの奥さんと40代くらいのご主人で、ご夫婦二人暮しの方でした。

うちの下の子は0才の後半から１歳にかけて夜泣きがひどく、私も寝不足がちの日々が続いていたのですが、何度か隣のご主人の「うるさい」といった叫び声が聞こえていました。私も気を使い、夏場も窓を閉め、あまりにも夜泣きがひどい時には車でドライブに連れて行ったりしました。

ある時、ちょうど夕食を食べていた時にインターホンが。カメラを見ると、お隣のご主人でした。

「子供がうるさくてたまらない。どうにかしてくれ」

と怒鳴るような口調で言われ、何度も謝りました。

それからは私も夜泣きが始まると車で子供を連れ出し、ドライブしながら寝かしつけをする日々を過ごしていました。

しかし、また数週間経った頃、やはり夕食時にインターホンが鳴り、前と同じように怒鳴られました。二度目ということもあり、主人が帰宅してからお隣の家に出向き、謝りに行きました。

すると、巻き舌のような口調で怒鳴り散らされ、

「これ以上子供の泣き声が酷いようならこっちにもその手の知り合いは多数いるから連れてくるぞ」

と言われました。「その手の知り合い」という言い回しで、明確にはなんの知り合いかはわからなかったのですが、明らかに脅しをかけられた様子でした。

それからもちょっとでも子供が大きな声を出すと、隣から怒鳴り声がしてきていました。わざと外に向かって「うるさい」と叫んでいるようでした。私もノイローゼになりそうでした。

せっかく家を買いましたが、引っ越しも考えました。なるべく友達の家に遊びに行かせてもらったり、外出を多くして友達にも相談に乗ってもらったりするなど、気を紛らわせるようにして過ごしていました。

すると、それから1年弱くらいの期間で何故か急にお隣さんが引っ越しました。ある時、急に居なくなっていたのです。もしかしたら、うちの子供がうるさくて引っ越しをされたのかもしれませんが、私はホッとしました。

あの苦痛だった1年数か月。一生忘れられません。

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