こう見えて伝統工芸品! 高知の鍛冶職人が作る「くじらナイフ」がとってもキュート
子ども用に「先の尖ってないナイフ」を
土佐打刃物屋の担当者によると、くじらナイフを考案したのは鍛冶職人の山下哲さん。取引先を通じて「子供に鉛筆を削らせたいので、先の尖ってないナイフを作って欲しい」という相談を受け、1995年に先端が丸まったマッコウクジラのナイフを造ったのが始まりだ。
刃は両刃となっており、左利きの人でも使うことができる。マッコウクジラのナイフが人気を博したため、現在はニタリクジラ、ナガスクジラ、ミンククジラA・Bを加えた計5種。ナイフの中では一番人気のシリーズだといい、中でもマッコウクジラとニタリクジラが人気だという。
販売当初は子供向けに作ったくじらナイフだが、今では大人の需要もあるようだ。切り出し小刀などは決まった用途で買っていく人が多いのに対し、くじらナイフは、
「お子様用に買っていかれる方も多いですが、ペーパーナイフや工作で使う用に、大人の方も男女問わず買っていかれます」(土佐打刃物の担当者)
とのこと。このほかチーズを切るなど調理用の小刀として購入する人もおり、需要の高さが伺える。
価格は1本2500円(税込)。コンクールの受賞経験もあり、各方面から認められているようだ。
プレゼントにもぴったりなくじらナイフ。筆者も1つ、家にお迎えしてみたいものだ。