岡山に実在する「備前♥日生大橋」 どう読むのが正解なの?市役所に聞くと...
2019.11.20 11:00
「それぞれの思いで自由に読んでほしい」
「備前♥日生大橋」は、2006年に仮称「日生大橋」として事業着手し、10年3月に着工。15年4月に、備前市日生町と鹿久居(かくい)島を結ぶ全長765メートルの橋として開通した。
仮称であった「日生大橋」よりインパクトはあるが。どうしてハートを...。
「一般公募により決定しています」
19年11月19日、Jタウンネットの取材にこう答えるのは、備前市役所建設部建設課担当者だ。
「現在の備前市は2005年3月に備前市、日生町、吉永(よしなが)町が合併したものです。2015年4月の開通は合併10周年と同時期で、新備前市の誕生から10年を迎え、備前と日生の熱い思いと願いがこめられた『備前日生大橋』と決定しています」
と話す。ハートマークは、どう読むのが正しいのだろうか。
「応募者の方はそれぞれの思いで自由に読んでほしい旨を書かれていました」
自由に読んでいいのか...。ところで、備前と日生の熱い思いとは裏腹に、ハート記号を見るカップルの名所にでもなっているのだろうか。
「現在何かの名所になっているという認識は特にありません。建設課では名称を利用した施策等も特にはありませんが、映画の撮影等もおこなわれたようですので、観光推進の担当部局では今後何らかの施策を検討されるかもしれないと思います」
と話す。ハートマークに気を惹かれた人は是非、と言いたい所だが橋には歩道は無く、路肩を歩くしかないという。
「橋の中央に非常駐車帯がありますが、基本橋上に駐車スペースはありません」
となると、遠目でハートを感じることがベストかもしれない。