ココからあなたの
都道府県を選択!
全国
ふるさと納税
グルメ
地元の話題
地域差・ランキング
お知らせ

全国のやさしさ集まる【ほっこりタウン】できました

山口県には「東京の地名」だらけの街がある 銀座、新宿、有楽町...なぜ?地元に聞いた

笹木 萌

笹木 萌

2019.09.22 08:00
0

代々木公園は周南市が先?

西村さんは旧徳山市街において、銀座以外の東京に類似した地名はまったくの偶然だとしている。また地名ができた時期もばらばらで、銀座と同時期の1960、1962年に告示されたのは、御幸通、糀町、昭和通、有楽町、代々木通、新宿通だけだという。

糀町は江戸時代からある絵図にすでに地名が確認されているといい、1960年に1丁目、2丁目として告示されている。有楽町は戦前、有楽街であったこと、1981年告示の原宿町は「岡田原」「今宿」2つの地名から、新宿通も今宿から派生している。

驚くべきなのが代々木公園だ。

こちらは東京都渋谷区にあるものと全く同じ名前だが、西村さんによると開園は周南市の代々木公園が先だという。東京が1967年、周南市が1962年とのことだ。

Googleのストリートビューで確認すると、周南市の代々木公園は閑静でこざっぱりとしている。広大な敷地に大勢の人が賑わう渋谷の代々木公園とは似ても似つかないが、こちらも悪くない。

周南市の代々木公園(C)Google
周南市の代々木公園(C)Google

全国を探してみれば東京と同じ地名の場所などいくらでもあるはず。しかし狭い範囲に偶然でここまで集中しているのはそうそうないだろう。

徳山の人々がどう思っているか気になるところだが、西村さんは東京都と周南市について、「姉妹都市になってほしい」と話している。

PAGETOP