泥だらけになった球児のユニフォーム、なぜ「真っ白」に洗えるの?
真っ白に洗うポイントは...
私立の強豪校などでは、毎試合新しいユニフォームを使っているのではないかと思っている人もいそうですが、調べてみるとだいたいどのチームもユニフォームは1着で、それを次の試合(最短翌日)までに洗っていたのです。
さらに調べを進めると、大阪の羽曳野市に「ユニフォームを洗うのが得意なクリーニング屋さん」があり、今大会では8校がその店に依頼していました。
さらに、その8校のうち3校もがベスト4に残ったという、大変縁起の良いクリーニング屋さんです。そのお店の名前は「クリーニングBe'」。店長の壁下陽一さんは、
「7年前にホームページを見た方から問い合わせをいただいて、『高校野球すきやし、面白そうやな』と思って始めました」
といいます。
試合後に生徒が宿泊するホテルまでユニフォームを取りにいき、連戦の高校もあるためすぐにクリーニングし、再度ホテルまでお届けするそうです。
最短でその日の夜のうちに返しに行くこともあるので、大会の組み合わせが発表になるときはいつもドキドキすると笑っていました。腕のほうも確かで、河田アナが依頼した泥だらけのユニフォームを真っ白に仕上げていました。
砂・泥汚れはつけ置きしてもとれないため、ひたすらこすってかきだすことが大事だということで、機械で洗った後の手作業がポイントであることをこっそり教えてくれました。
全て1人で作業しているという壁下さんは、「やればやるほどきれいになるのがうれしい」とぴかぴかの笑顔で語っていました。ちなみに料金は30人分で3万2400円(税込み)とのことでした。
(ライター:hisa)