キュートすぎて食べられない? 井の頭公園「猫ドーナツ」、コタツ柄の包みもニクい
井の頭恩賜公園(東京都武蔵野市、三鷹市)内のカフェに、ネコ好きにはたまらないドーナツがあるのをご存じだろうか。
8月下旬ごろからツイッターで話題となっている「猫ドーナツ」。販売するのは公園内のカフェ「ブルースカイコーヒー」というカフェだ。
その名の通り、丸くなったネコがそのままドーナツになっており、とてもかわいらしい。ネコ好きでなくとも買いたくなってしまう見た目だ。
この猫ドーナツは、かわいらしい見た目からツイッターでも話題になっていて、
「猫好きの娘に食べさせてあげたい。かわいいね美味しいねって言い合ってのんびり食べて幸せになりたい」
「可愛くて食べるのに躊躇します(この後、美味しく頂きました)」
「食べれないから、お持ち帰りになる案件ですねww」
といった声が寄せられている。
見た目がかわいいのはもちろんだが、どんな味がするのかも気になる。この猫ドーナツを食べにJタウンネット記者もさっそく井の頭公園に向かった。
外はサクッと、中はモチモチ
ブルースカイコーヒーは京王井の頭公園駅が最寄りだが、JR吉祥駅からも歩いて10分ほどで行ける。緑あふれる公園内を歩いていくと、生い茂った木々の中に隠れ家のようなカフェが現れる。どこか清涼感のあるその佇まいは、気温33度のうだるような残暑を忘れさせてくれる。
平日の昼ということで公園内の人は少ないが、店には先客が2人いた。さっそく猫ドーナツを頼もうとするも、店先のカゴにその姿はない。
話題になりすぎて売り切れてしまったのか――?恐る恐るスタッフに聞いてみると、透明な袋に入れる持ち帰り用は、冷やしている最中とのこと。その場で食べる分には問題ないようで、コタツ柄の紙の包みに入れて渡してくれた。
価格は220円。その場で食べる用に出してもらったため、ドーナツはあったかい。気持ちよさそうに眠っているような、こんがりとしたネコを見ていると、穏やかな気持ちになる。
香ばしい匂いの猫ドーナツは表面がサクッと、中はモチモチだ。食べるのがもったいないほどかわいいのはもっともだが、味もほどよい甘さで食べやすい。大判焼きの生地部分に近い印象だ。
店のツイッターによれば、猫ドーナツは北海道産の全粒粉小麦と国産米粉、メープルシロップを使用。中に具は入っていないため、素朴な味を楽しみたい人におすすめだ。
9月2日13時にはツイッターで一時「売り切れ」の報告をしているほどの人気ぶり。井の頭公園の新たな名物となる日も、そう遠くないかもしれない。