ヨーヨー釣りならぬ「お花釣り」 華やかすぎると話題のお祭り出店、考案者に話を聞いた
縁日の出し物のひとつ、ヨーヨー釣り。色とりどりの水風船が浮いている様子を見るだけで、わくわくした気持ちになる。
いまツイッターで話題になっているのは、ヨーヨー釣りならぬ「お花釣り」だ。
透明な袋に入った花がプールに浮かび、見た目も華やか。ツイッターユーザーの山田かつてない(@tdkmam2)さんが、この様子を2019年8月18日に投稿したところ、22日時点で32万件超の「いいね」を獲得している。投稿には、
「これは見た目にも涼しげだし、目新しいしでナイスアイディアですね!」
「金魚とか、水風船ヨーヨーとか、スーパーボールとかより、大人向け?で素敵だなぁ」
「コレ来年子供にやらせてあげたいなぁ思いました 終わりの時間近くに行ったらお花がほとんどなくなってたので、結構人気だったんですね!」
といった声が寄せられている。
清涼感もあり見る人を惹きつける出し物だが、一体どのようにして生まれたのだろうか。Jタウンネットは22日、これを実施していた花屋「フィオリスタ プント.」(さいたま市岩槻区)に話を聞いた。
売り切れたヨーヨーの代わりに浮かべたところ...
店のオーナーによれば、お花釣りは8月18日に開催の「人形のまち岩槻まつり」で実施した。始めたのは7~8年前、ヨーヨーと一緒にたまたま浮かべたところ、思わぬ人気があったという。
「それまではヨーヨー釣りをしていたのですが、売切れてしまいました。その時に沢山余っていたお花を、花束の保水に使用していたビニールに入れてヨーヨーと一緒に浮かべたところ、ヨーヨーより人気があって『これはっ!』って思い翌年から始めました」
使用した花は、バラ、ヒマワリ、ガーベラ、カーネーション、リンドウなど。今年は特に、ヒマワリと染めたカスミソウが人気だった。カスミソウはピンクや紫、グリーンに着色されたものを、お祭り用に仕入れたという。
お花釣りは1回200円。だいぶ定着してきているといい、オーナーはその盛況ぶりを
「今年はお花だけで300個以上売れましたが、製作が追い着かず8時前に閉店となってしまいました」
と話す。お花釣り以外にも、ヨーヨー釣り、プヨプヨすくいをやっているとのことだ。
釣ったお花はコップなどに入れて飾ったり、一緒に来ている女の子にプレゼントしたりするのも良いとのこと。子どもだけでなく、大人も楽しめそうな出し物だ。
次に実施するのは来年のお祭り。今回ツイッターで話題になったことについて、オーナーは、
「いつかはブレイクするとは思いました(笑) どこかのお祭りでもやれないかなー?とは思いますね、絶対人気は出るとおもいます。写真が綺麗だったのも良かったのかも知れませんね」
と話している。