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パリパリでめちゃウマ。栗きんとんの「おこげ」だけを集めた魅惑の和菓子があった

笹木 萌

笹木 萌

2019.08.10 11:00
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「栗きんとん」発祥の地として知られる岐阜県中津川市には、ちょっと意外な和スイーツが存在する。それは、栗きんとんを作るときの「おこげ」だけを集めた「栗おこげ」だ。

どんな味なのか
どんな味なのか

販売しているのは和菓子店の「仁太郎」(本店・中津川市)。薄茶色の平べったい板のような見た目で、これは本当に栗か?と疑いたくなる。

ツイッターでは、

「もうね、めっちゃ栗。超栗。岐阜の栗、恐るべし...」
「これヤバいですね。パリパリが止まりません」
「紙みたいに薄くてパリパリした食感と栗きんとんの風味がすごく美味しい」

といった声が寄せられており、一度食べたらやみつきになってしまう和菓子のようだ。

どんな感じなのかすごく気なる。編集部でもさっそく注文した。

原材料は栗と砂糖のみ

栗おこげは、仁太郎のオンラインストアで税込690円(送料別)で販売されている。栗きんとんを炊き上げる時に、鍋の底にできたおこげを使用しているという。

シンプルな原材料
シンプルな原材料

さっそく届いた栗おこげのパッケージを見ると、原材料は栗と砂糖のみ。素材の味で勝負する感が滲みている。

栗に見えない
栗に見えない

袋から出してみると、栗おこげはかなり薄い。力を入れればすぐに割れてしまいそうだ。平たく固まっている姿は、どう見ても栗に見えない。

薄い
薄い

ほんのりと甘い香りがするが、ほぼ無臭。一口かじってみると、かなりのパリパリ感だ。一口目は何だか分からないが、噛むうちに口の中で甘い栗の味が広がる。しかし薄すぎてじっくり味わえないせいか、言われないと栗と分からないかもしれない。

編集部の3人にも試食してもらった。

まずは編集部随一のグルメ記者Oに正体を伏せて食べてもらったが、「なんですか?わからない」を繰り返すばかり。最後には、

「海藻ですか?」

と回答した。うっすら見える縦線から、昆布に近いものと判断したらしい。

最年長のNは「さつまいもかな?」と近い回答。S編集長には正体を明かして食べてもらったところ、

「口の中で柔らかくなると栗の味だな」

と、栗を感じたようだ。3人とも総じて「おいしい」と評した。

ツイッターを見ると、栗おこげを割ってバニラアイスにかける、トースターであぶる、溶かしたバターを付けるなど、いろいろな食べ方があるようだ。そのまま食べるのはもちろん、アレンジしてみるのも楽しそうだ。

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