さすが新海監督... かつて新宿の壁に描いたイラストが、「天気の子」で完全再現されていた女性の話
実際に行ってみた
せっかくなので筆者は現場に行ってみることにした。
多くの車や人が行き交う新宿大ガード下、絵は高架線に沿った壁面に描かれている。人通りが少なくひっそりとしているが、カラフルな絵のおかげで明るい気持ちになれる。なべじるさんの言うとおり、虹が上を向いたり下を向いたりしているが、あまり違和感はない。
ここで「天気の子」のワンシーンと比べてみよう。
いかがだろうか。並べると作品より高いアングルから撮ってしまったように見えるが、そこは目をつぶってほしい。
多少異なる部分もあるが、なべじるさんの絵や向かって右手の自販機など細部まで緻密に再現されている。作中の人物は雨天のため傘を差しているが、この日は日傘を差す人が遠くに見えた。青の三角コーンは、当時はその位置にあったのだろうか...。様々な想像が掻き立てられる。
普段なら何気なく通る道でも、新海監督にかかれば情緒あふれる風景に見えてしまうようだ。
(Jタウンネット編集部 笹木萌)