ベネチア駅前の景観、岡山にそっくり? 地元民も「既視感ある」「岡山駅だ...」
イタリア旅行中に投稿された次のようなツイートが、いま話題になっている。
イタリア、ベネチア駅に着いたのですが、駅前があまりに普通で一瞬岡山駅に着いたのかと思いました。 pic.twitter.com/X4iEf9omIJ
— 池田洋介 (@ikeikey) 2019年7月25日
写真はベネチア駅らしい。投稿者・池田洋介さんの「駅前があまりに普通で一瞬岡山駅に着いたのかと思いました」というコメントが添えられている。7月25日のツイートだ。
ベネチアといえば、イタリアきっての観光地だ。イタリア北部のベネト州の州都で、運河沿いにルネッサンス様式やゴシック様式の宮殿が並び、水の都として名高いと聞いている。
ところが写真のベネチア駅は、どうだろう。水の都といった雰囲気はまるでない。ルネッサンス様式、ゴシック様式どころか、普通のビルが見えるだけだ。池田さんは、「一瞬岡山駅か」と思ったというが......。
いったいどういうことだろう?
「瀬戸の花嫁流れてそう」
実は、ベネチアには2つの駅がある。サンタルチア駅とメストレ駅。
島にあるサンタルチア駅は、有名なオリエント急行の終着駅としても知られ、ユーロスターやインターシティなどの国際列車が発着している。観光客は、駅の隣のローマ広場から、水上バスや水上タクシーなどに乗り換えて、旧市街地へ向かう。
一方、メストレ駅は本土側にある。観光地には向かわず、こちらを発着駅とする列車もあるのだという。投稿者の池田さんは、乗り継ぎのため、メストレ駅に到着したようだ。それにしても、岡山駅を想起させる景観だったとは、かえって驚きだ。
ツイッターには、次のような感想が続々と寄せられている。
「間違いねえ......岡山駅だ......」
「似てて草(2枚目グランヴィアじゃん)」
「行ったことないのに既視感」
「瀬戸の花嫁流れてそう」
そこで、岡山駅の写真を見てみよう。
いかがだろう。ベネチア・メストレ駅と岡山駅、なるほど、たしかに、どことなく似ている?
細部はともかく、街の雰囲気がなんだか似ているような......。しかし、ベネチアの駅周辺と岡山駅周辺の景観に共通するものがあるとは、いったい誰が想像しただろう。投稿者・池田さんが気付くまでは......。なぜだろう?
これがきっかけで、岡山は日本のベネチアと呼ばれるようになったりして......(笑)。