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引くじゃなくて「引ぐ」 青森駅の看板、なぜ津軽弁に? JRに理由を聞くと...

松葉 純一

松葉 純一

2019.07.05 20:00
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「社員向けなので、あえて方言で」

「引ぐ」と表記された看板(画像提供:JR東日本青森支店、以下同)
「引ぐ」と表記された看板(画像提供:JR東日本青森支店、以下同)

2019年7月5日、電話で答えてくれたのは、JR東日本青森支店の広報担当者だった。

「その看板は、青森駅と隣接する駅ビル『ラビナ』の間にあります。工事中のため、昨年秋から設置されている、主に社員専用の業務用通路にある扉です。押すのか引くのか分かりづらいということで、注意喚起のために掲示することになりました。一般の方の目には入りにくい場所であり、社員向けなので、あえて方言で『引ぐ』としました」
あえて「引ぐ」にした訳は?
あえて「引ぐ」にした訳は?

上の写真が、看板の周囲の光景だ。関係者以外立入禁止の通路に向かって、緊張のあまり押すのか引くのか迷ってパニックになりそうなときは、方言の方がスッと分かりやすいということなのか。「引く」では、いま一つ伝わりづらい。「引ぐ」でなければ、伝わらない何かがあるのかもしれない......。

裏側は「押す」、標準語表記だ
裏側は「押す」、標準語表記だ

ちなみに扉の裏側は、上のように標準語で「押す」だった。立入禁止の場所から出るときは、緊張感から解放されるからか、標準語でも良いようだ。

ツイッターには、津軽弁を使用したこんな例もあるという、写真付きの投稿もあった。

方言の世界は、奥が深い。

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