「開けるたび記憶が消えます」 うかつに利用できないロッカー話題、設置主に真相を聞くと...
「開けるたび記憶が消えます」――。そんな驚きの説明書きが書かれたロッカーが、インターネット上で話題になっている。
やばいところに来てしまった。この扉を開けたかどうか、自信が持てない。 pic.twitter.com/Mmaxn6UHgM
— 空飛ぶペプチドタグ (@DLYDDDDK) 2019年6月24日
こちらはツイッターユーザーの空飛ぶペプチドタグ(@DLYDDDDK)さんの投稿。利用者が暗証番号を設定して鍵の開閉を行うタイプのロッカーだが、
「開けるたび記憶が消えます」
と衝撃の一文が。
いったい、どういうことなのだろうか。Jタウンネット編集部は、このロッカーが設置されている山梨県内の保養所を取材した。
「表示ミスです」
まるでSFの世界に登場しそうなロッカーの説明書きに、ツイッターではこんな反応が。
さっき開けたの忘れたんですか?
— pekka (@pisutachio1gma1) 2019年6月24日
「この扉...何故かすごく気になる...開けてみよう。」(パカッ)
— カルパッチョ (@sonans1839) 2019年6月24日
...
「...ハッ!...俺は何をしていたんだ?思い出せない。...ところでこの扉は何だ?何故かすごく気になる...開けてみよう。」(パカッ)
忘れたい事がある時は便利かも。
— 龍造寺隆信@島津被害者の会 (@bear_of_hizen) 2019年6月25日
しかし、「開けるたび記憶が消えます」とはどういう意味なのか。
Jタウンネットが25日、保養所の支配人に話題のロッカーについて話を聞いたところ、
「『記憶』は『記録』の表示ミスです」
との説明があった。
つまり、このロッカーを開けた瞬間に利用した人の記憶が消えるというわけではない。設定した暗証番号の情報が消えるということ。完全なうっかりミスだったワケだ。
ちなみに支配人によれば、このロッカーには保養所がオープンした92年から「記憶」と書かれていたという。誤表記は30年近く続いていたわけだが、Jタウンネットがこの件について取材をした数時間後に、
「(すでに表記は)訂正しております」
との連絡があった。