茨城の「イバラギ」誤植、県民の意外すぎる反応 「どっちでもいい」「神経質になること?」
茨城県庁「残念です」
まず、Jタウンネットは6月21日、茨城県庁のプロモーション戦略チームの担当者に、今回の誤植について取材した。
「残念です。次からは間違えないようにしていただければ...」
とあまりに長い期間そのままだったせいか、少々困惑気味にコメントした。
中小機構に限らず「イバラギ」と間違った発音している人の存在は少なくない。それについて聞くと、
「(ギと間違える人は)あまりいないと思います。たまにテレビでも間違えている人もいますが、イバラキは浸透してきている」
意外にも楽観的なコメントだ。
なにか県として読み間違いを正すキャンペーンを行っていたかについては担当者の記憶にないという。正しい読み方は、
「自然に広まったのではないか」
と推測した。
最後に読み間違えてしまう人にメッセージをお願いした。
「あまりいない気がしますが、正しくは『キ』であると認識してほしい」
こうした担当者の反応を踏まえると、茨城県民は意外と怒っていないかもしれない。実際、ツイッターには、
「50年以上茨城人やってるけど どっちでも余り気にならない...」
「自分#茨城県#土浦市 在住&本籍だけど、いばらぎけんってよく言うね。ここまで神経質になることなの?」
「茨城県民ですが高校生くらいまでイバラギだと思ってました。真実を知った時は衝撃でした。自分も周りも訛ってただけですが」
といった反応が寄せられた。
茨城弁について調べると、カ行とタ行を濁音にすると特徴があるという。そのため、最後に引用したコメントのように、訛りで「ギ」になってしまうことも否めない。心では「キ」でも口では「ギ」――なんとも難しいところだ。