国内製造を終えていた「昭和型板ガラス」 レトロなデザイン人気、令和に再ブームも?
食器棚や引き戸になど使われる「昭和型板ガラス」。繊細な美しい柄が特徴で、全体が白く濁って見えるものもある。実家や祖父母の家などで、こうしたガラスを目にしたことのある読者も多いはずだ。
そんな昭和型板ガラスが、令和になった2019年5月ごろからインターネット上で再び注目を集めている。
発端は、とあるツイッターユーザーが、昭和型板ガラスはすでに作られておらず、希少になっているという情報を伝えたこと。それが話題となり、ほかのユーザーからもそれぞれの家庭にある昭和型板ガラスの画像が投稿され、
「貴重なのか~と思うと探したくなる不思議」
「我が家も古い方だから探せばあるかな?って思ったらむしろそればっかだった」
「リフォームする時敢えて残した。実用面では難あるけど現行のヤツに変えるのはいつでも出来るしね」
といったコメントが相次いだのだ。
レトロな雰囲気で「昔のもの」という印象が強いが、「探してみたら意外とあった」という報告も少なくない。普段はあまり意識されないものの今でも私たちの生活になじんでいるようだ。
令和になっても人々の心を魅了する「昭和型板ガラス」は、本当に途絶えてしまったのだろうか。Jタウンネットは5月28日、ガラス・鏡を販売するOOKABE GLASS HD(福井市)の取締役・伊井敏幸さんに聞いた。