アニメで号泣→コンタクト落下で「絶望」 「聖地巡礼が台無しに...」落胆する記者に、救いの女神が現れた
聖地巡礼から呉の歴史を
かつて軍港として栄えた呉。せっかくなので、呉の歴史を学ぶべく大和ミュージアムを訪れた。
ここでは全長263メートルもあったという戦艦大和の1/10サイズの模型が展示されている。大和ミュージアムの広報担当者によれば、こちらの模型は地元の造船所に依頼して作ってもらったのだという。戦艦大和は全ての図面が現存していないため、新たな事実が発見されると、模型もそれにあわせてアップデートされるのだそうだ。
巨大な戦艦大和の模型をバックに記念写真撮影サービス(税込1000円)も行われている。帽子も借りることができ、海軍に入隊したつもりで記念撮影をしてもらった。
日本最大の海軍工廠があった呉。戦中はアメリカ軍の空襲の標的となり、14回も空襲を受けたという。呉の歩んできた歴史に、改めて敬礼だ。
さて、呉の歴史に思いを馳せたら無性に空腹を感じてきた。
海上自衛隊・呉基地に所属する艦艇等で食べられている「海自カレー」を流し込むべく、呉駅から徒歩5分ほどのところにある「海軍さんの麦酒舘」を訪れた。ここで食べることができる「潜水艦はくりゅうカレー」を堪能しよう。
海上自衛隊では毎週金曜日の昼食にカレーが食べられているという。長く航海している隊員が、曜日の感覚を忘れないようにするためとも言われている。
「潜水艦はくりゅうカレー」は白桃の甘さを隠し味に、ルーには揚げたジャガイモが入っているのが特徴だ。甘さとスパイシーさの絶妙なバランスにスプーンを持つ手が止まらない。
「海軍さんの麦酒舘」を運営する呉ビールの取締役支配人佐々木雅治さんに話を聞くと、
「実際の味がブレないように意識しています。これからも『潜水艦はくりゅう』の味を守っていきたいと思います。カレーに合せて、地ビールも楽しんでいただけたら」
とこだわりを教えてくれた。