「隣の住人が気持ち悪すぎる。私がお風呂に入ると、壁に何かをギュウギュウこすりつける音が...」(埼玉県・30代女性)
「絶対に変態だと思いました」
今のマンションに入居したのは4年ほど前のことです。真冬に引っ越しが終わり、ホッとしていたのですが、隣部屋からから何となく監視されているような気がしていました。
隣人は30代半ばくらいのオタクっぽい男性で、引っ越しの挨拶はしていませんでした。生活が落ち着き始めて、私が夜9時にニュースを見ていると、隣人がドアを開け閉めしたり、朝トイレに行くだけでそれまで静かだった隣からガタンと物音がしたりするのです。私がマンションにいる時間帯を把握されているようでした。
お風呂が隣接しているので、私がお風呂に入ると、ギュウギュウ何かをこすりつける音が聞こえてきて、絶対に変態だと思いました。土日になると隣人が1日に10回以上ドアを開け閉めしてうるさかったです。
そのうちに隣人の下の階の人、私からすると斜め下の人がマンションから出ていきました。私も早く出たかったのですが、確固たる証拠もなく一時期ノイローゼになってしまいました。
今年のバレンタインデーの夜のことです。私は知人宅に行っていて、夜薄暗くなる頃にいつもとは反対の道を通って家に帰る途中でした。
そこに荷物も持たず、隣人が立っていたのです。草むらとゴミ置き場しかない場所で、見えるのは私のマンションの灯りくらい。いつも私が夜に帰ってきてから5分後くらいに隣人も帰ってきていて、おかしいとは思っていました。
おそらく、隣人は一度帰って荷物を置き、その草むらで私の部屋の灯りがつくのをわざわざ待ってから何気ない風を装って帰宅していたようです。
その後すぐに引っ越すことを決め、これから新しいマンションに行きます。隣人の名前はフルネームで表札が出ていたので、不動産屋にすべて伝えました。
この4年間のバトルで私もかなり強気な性格になりました。いまは引っ越す直前ですが、不動産屋に伝えたことが効いたのか、隣人はすごく大人しくなりました。
「引っ越すのが大変!」
と置き土産に、大声で言っています。隣人はもはやストーカーでした。