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「子育てのレベルじゃない!朝から晩まで子どもを怒鳴り続けるご近所さん。思い切って、学校に通報したら...」(広島県・20代女性)

ご近所トラブル調査団

ご近所トラブル調査団

2019.02.28 12:00
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「あれ以上放っておくのはやっぱりできなかった」

大学時代、実家にいた時に2年間ほど巻き込まれました。近所に子どもが3人いるお母さんがいまして、その人が行き過ぎた完ぺき主義の持ち主でした。

お子さんが3人もいるので注意することが毎日多々あるのは仕方ないとしても、問題はその声量。冬に窓を締め切って壁から耳を離していても、余裕で何を言っているか分かる位の超・大声。お互い戸建てなのに聞こえるのです。しかも、時間は朝5時半から7時、夕方は4時から遅くには10時までひたすら子どもを注意する声が...。

夏ともなると、窓を開けた状態で夏休み中叱りつける声が聞こえました。窓を開けていれば涼しく過ごせるのに、結局クーラーをつけていました。今となってはその時の電気代を請求してやりたいです。

旦那さんは家では空気。子ども達は遊びたい盛りの小学生1人と保育園児2人で、当のお母さんは某企業の総合職ということで周りは「大変なのは本人だから」と分かってはいたのですが、2年目の秋に「これはもうほっとけないな」と判断することがあったので通報することにしました。

上の子がお母さんと一緒になって下の子を叱る声が聞こえ始めたのです。大まかな流れとしては、下の子が朝におもちゃを出してしまい、それを見た上の子はお母さんが来る前に「出してはいけない」と叱り始め、それに気づいたお母さんが下の子を上の子と一緒に怒鳴り始めたのです。

おそらく、上の子は叱られることに対して恐怖を持っているから、先に叱って下の子を止めようとしたのだと思います。しかし、下の子は2重に、そして余計に叱られた分ショックが激しいでしょうし、上の子も自分の置かれている環境が嫌での行動だったのだと思います。そして、それは3人の子にとって将来キズになる体験だと思いました。

そこで、今でもおせっかいだったかもしれないと思うのですが、それでも今の状態が改善するならばと、通報することにしました。とはいっても、いきなり児童相談所に相談したらお母さんからお子さんが離され、それはそれで傷つくかも、とは思ったので児相や警察に相談するのはいったん保留にしました。

母が井戸端会議で「あそこのお母さんは小学校でPTAの会長をしている」と聞いていたので、代わりに小学校に電話を掛けました。教頭先生に話を聞いてもらいましたが「でも、ちょっとの声でしょう」位の反応だったので、(丁度いいタイミングだったため)電話を庭に向けて、当のお母さんが叱りまくっている声を電話越しに聞いてもらいました。

子どもの名前を呼んでいるのに気付いたのか、聞き覚えのある声だったのかはわかりませんが、どうにか事態を把握してもらい「何らかの対応はする」という返事をもらえました。

すると、次の日の朝から壁越しでも聞こえていた大声がピタッとやみました。「案外早く対応してもらえたな」「お母さんの負担が減るように動けばいいな」と呑気に寝ていたのですが、1か月後、その家の駐車場にあった子供用自転車がなくなったのを見て不審に思い、母に聞いたところ、その家のご両親は離婚し、お母さんの3人のお子さんは実家に帰ったということでした。

夏になると色鮮やかに野菜が育っていた家庭菜園は今では枯れ果ててしまい、駐車場には小さくなった車が今でも停まっているそうです。

実家に帰省するたびに、「すぐに言いに行けばよかったのかな」「何か手伝えなかったかな」と少し悔やみますが、同時にあれ以上放っておくのはやっぱりできなかったなと諦めの気持ちも未だに出てしまいます。

あの3人の子がどこかでゆっくり遊び、勉強できていたらいいのですが...。

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