チャーハン、豚汁もサンドイッチに! 伝説のコンビニ「立山サンダーバード」がさらなる進化を遂げていた
富山県中新川郡立山町、立山黒部アルペンルートの入口「立山駅」に向かう県道沿いに、「立山サンダーバード」という店がある。「コンビニ」と称しているが、いわゆる大手コンビニチェーンの店ではない。風変りサンドイッチやおにぎりを販売する店として知られている。
この店、以前から、たびたびSNSで取り上げられてはいるが、今またツイッターなどで話題となっているようだ。いったいなぜ?
くま肉は美味しいが、あっという間に......
今回、ネット上を騒がせているのは、次のようなツイートがきっかけだった。
所要で富山に来てるので伝説のコンビニに寄ってみましたww pic.twitter.com/pAbTxwpS6t
— Legi (@PSYCHO_LIZARD_) 2019年2月10日
「伝説のコンビニに寄ってみましたww」というメッセージに添えて、「立山サンダーバード」で撮影した写真が投稿されている。そこには、「チャーハンギョウザBセット」「きのこたけのこチョコ」などサンドイッチと、「しか」「いのしし」のおにぎりが......。なんと自由奔放なメニューだろう。
実は、Jタウンネット編集部は2017年6月21日にこの店を取り上げている。そのときの目玉は、ホタルイカをサンドした「ほったっるっいっかっ」という名の一品だった(参照:ホタルイカに、冷やし中華...サンドイッチは数十種! 富山の独立コンビニ「立山サンダーバード」)。
今回は、「チャーハンギョウザ」やジビエ料理がクローズアップされている。1年半前に比べて、変化しているようだ。今どうなっているのか? 富山県に電話して、話を聞いてみた。答えてくれたのは、前回同様、伊藤敬吾さんだ。
「サンドイッチの種類は100種類近くあったのですが、現在は整理して40種類ほどにしました」と伊藤さん。「いわゆる定番的なメニューを中心に据えました」。
「チャーハンから揚げ」「チャーハンギョウザ」「チャーハンベビースターラーメン」は、定食シリーズA・B・Cセットとして登場させたところ、人気商品となったという。「オムライスも評判いいですね」と伊藤さん。
とんかつサンド、みそかつサンド、タンドリーチキンサンド、テリヤキチキンサンドなど......、「定食的なメニューは売れ筋ですね」と伊藤さん。「おでん、豚汁、肉まんといった冬場の季節ものも人気があります」。
一方、「立山サンダーバード」でなければ手に入らない「しか」「いのしし」「くま」などジビエを使用したおにぎりや昆布締めも開発している。「とくにくま肉は美味しいと好まれる方が多いようです。運よく手に入った場合のみ、調理してお客様に提供していますが、あっという間に売り切れてしまいます」とのことだ。
「お客様は富山県内の方が中心ですが、最近は近県の方も多いですね。皆さん、フェイスブックなどもよくチェックされていて、遠くからも車でいらっしゃる方が多いですね」
ツイッターにはこんな報告もあった。「みたらし団子&フランクフルトサンド(略称:フラ団)」もおすすめのようだ。
知る人ぞ知る(最近有名だが)富山ローカルコンビニの立山サンダーバード。地鉄横江駅から尖山トレッキングで利用者も多いこのお店、とにかく独自色が強すぎてたまりません。今回はみたらし団子&フランクフルトサンド(略称:フラ団)をいただきます。甘味と塩味にこれらの具を選ぶセンスがもうね。 pic.twitter.com/pUhT76Q5V7
— congiro (@congiro) 2019年1月18日