赤坂BLITZ、再開発で収録スタジオに ライブハウス営業は終了へ
東京・赤坂にあるライブハウス「マイナビBLITZ赤坂」(赤坂BLITZ)が、観覧機能付きの収録スタジオに生まれ変わる。
東京放送ホールディングス(TBS HD)が2019年1月30日に発表した「赤坂エンタテインメント・シティ構想」の概要で明らかになったものだ。TBS HDの担当者によれば、ライブハウスとしての営業は終了するという。
今後については「未定」
赤坂BLITZは1996年に初代の施設が誕生。米ロックバンド「MR.BIG」がこけら落とし公演を務めた。その後、03年に再開発計画のため一旦閉鎖、08年に再オープンした。
井上陽水さんや佐野元春さんなど様々なミュージシャンが公演を行ったほか、東京メトロ赤坂駅と直結したアクセスの良さも特徴だ。
Jタウンネット編集部が2月12日、TBS HDの総合戦略局経営企画部の担当者に対し、再開発に伴ってライブハウスとしての赤坂BLITZはなくなるのかを聞くと、
「そうです」
と認めた。
ライブハウスとしての営業が終了する時期は「未定」だという。今後、収録スタジオとなった赤坂BLITZがどのように使われるかなどの予定についても、「決めていない」としていた。
「稼働率はかなり良い」(担当者)という赤坂BLITZだが、なぜスタジオになってしまうのか。その点については、
「放送事業のコンテンツ制作に注力していきたい」
と説明。今後、かつて存在した横浜BLITZのような代替施設ができるのかについては、
「決まっていないが検討はしている」
とした。資料では国際新赤坂ビルの再開発エリアに「次世代ライブエンタテインメントの発信拠点を創設していく方針」との記載があることから、赤坂の中で移動もありえる。
都心の有名ライブハウスだけに、今後の動向に注目が集まる。