ダジャレ&パロディだらけ!爆笑の八百屋POP 「普通じゃつまらない」店長のマジメな狙い
テンションがおかしい八百屋がある――。ある日、そんなオモシロ情報を入手したJタウンネット編集部。
こちらの写真のように、オクラを紹介するPOPが、
「オクラがおきあがり仲間になりたそうにこちらを見ている(仲間にしてあげますか?)」
と、なぜかド●クエ風の文言に仕上がっている。「はい」の次には値段が描かれ、「いいえ」の次には「人生そんな甘くない」と辛口のコメントが添えられている。
いったいこのPOPはなんなのか。ふざけてるのか、それとも大真面目なのか...。Jタウンネットは早速、話題の八百屋を直撃した。
「普通のPOPだとつまらないじゃないですか」
ネット上でも話題のその八百屋は、「フレッシュランド ベジマル」仲宿商店街店(東京・板橋区)だ。野菜を紹介するPOPの数々は、もはや「芸術作品」との声も上がっている。2019年2月1日、JタウンネットがPOP制作者の伊藤慶店長に話を聞くと、
「(仲宿商店街店で)本格的に始めたのは去年の12月中旬ごろからです。使い回しも多いんですが、気分で変えるときもあるし、商品の値段が変わるときに新しく作ります。アイディアは適当ですよ」
とのこと。
「普通のPOPだとつまらないじゃないですか」という伊藤店長。仲宿商店街店では18年の12月に伊藤店長が着任してから本格的にPOP作りを始めたそうだ。しかし、ユニークなPOPを出すことに関しては、
「(お客さんの)年齢層も違うのですごい不安ではありましたけどね(笑)」
と心境を語った。
実際にお店を訪れたお客さんからもPOPに関する反応は「最近までぜんぜんなかった」そうで、今回ネットで話題になったことも「なんで話題になったのかもわからないです」と首をかしげた。
当初は見切り商品を売りさばくために苦肉の策として考案。商品以外のところでどうインパクトをもたせるか試行錯誤した結果が今のPOPにあらわれているという。
今回話題になったことを受けての感想を聞くと、
「やりにくくなりましたよ(笑)」
と照れながらそう答えた。そう言わず、これからものびのびと創作に励んでもらいたい。