あの前澤社長も「レベル高い!」 話題のご当地カップ麺を食べてみた
ファミマ限定「こく煮干し」
前澤社長が2019年1月25日のツイートで紹介したのは、ファミリーマート限定の「長尾中華そば こく煮干し」(税込278円)だ。
これが、あの前澤社長が認めたカップ麺なのか――そう思いながらパッケージを眺めると、フタには「津軽煮干しの雄」「東北・青森の名店」というコピーが。期待は高まる一方だ。
スープやかやくは全部で3袋。先入れのかやくと、後入れの液体スープと粉末スープだ。麺はスープがよく絡みそうな中太のちぢれ麺。具材はねぎ、メンマ、チャーシュー。比較的シンプルな布陣である。
熱湯を入れて5分待つ。麺をほぐしながら液体スープを投入すると、濃厚な煮干しの香りが漂ってきた。続いて、魚粉のような粉末スープを溶かすと、ニボ臭はより強烈に。ハッキリ言うと、めちゃくちゃ食欲がそそられる。
ズズズっと麺をすすりたい気持ちを抑えて、まずスープを一口。芳醇で深みある魚介の香りと、「家系ラーメンなのか!?」と思うほど濃厚なコク。強烈なダブルパンチで、頭がくらくらしそうだ。
待ちかねた麺の出番だ。生めんのようなモチモチ食感はもちろんだが、とくに驚いたのがスープのからみ具合。濃厚なスープをこれでもか!と口の中に一緒に連れてきてくれて、これが最高にウマい。
シャキシャキのメンマもクオリティが高く、主役のスープ・麺を引き立てる名バイプレーヤーのようだ。確かに、レベル高いわ。
唯一の難点は、チャーシューか。ごく普通のカップ麺レベルで、正直に言えば、スープや麺に負けている。他の具材もハイクオリティなので、例えるならプロ野球の試合にうっかりリトルリーグの選手が混じってしまったような感じである。
とはいえ、全体としてみれば非常にレベルが高いことは間違いない。さすが、前澤社長といったところである。美術品を見る目だけでなく、舌も確かなのだろう。