巨大「ぬいぐるみケーキ」食べてみた　激カワ！激ウマ！...でも、罪悪感がすごい

見た目も味もメロメロ

福井堂は1871年創業の歴史ある和菓子屋。醤油を使った「辰治 包」など和の心を感じられる商品がラインナップされている。

そんな老舗和菓子屋には洋菓子部門として「マイルストーン」というブランドがある。エクレア、ワッフルや焼き菓子ギフトなどベーシックな洋菓子をはじめ今回注文した立体デコレーションケーキのように資格でも楽しませてくれる商品も充実している。

「お客様に『わっ』と驚いていただける感動の商品」と公式サイトのブランド紹介にもあるが、その期待は想像を超える形で届けられた。

2018年12月21日、Jタウンネット編集部のメンバーでケーキを開封した。

20センチを超える大きなパンダ。キュートに仕草にサンタの衣装がとても似合っている。一つ一つのクリームの粒が丸くなっていて、ぬいぐるみのような質感だ。目に使われているチョコレートもつぶらで物欲しげな表情を作っている。

背面に回ると小さい尻尾もついている。元々、冷凍で届けられ、常温で3時間半ほどかけて解凍した。写真を撮っている時点でかなりの時間を要したが、それでもクリームが溶ける気配がない。生クリームであればかなり形が崩れてしまっているであろう。

ウエディングケーキにも使われる「アイシング」と呼ばれる砂糖が使われている。これが解けない秘密のようだ。

社員も集まってきて「可愛い」、「すごい」といった具合で一通り可愛らしいサンタパンダを楽しんだ。

さて、いくら溶けにくいと言ってもいつまでも眺めるだけではもったいない。そこで、ここからは解体して食べていく作業に入る。ここで素晴らしいサンタパンダの容姿がネックになった。カットするにも見た目が良すぎて罪悪感があるのだ。

実際にカットすると、あっという間に頭部の面影がなくなり、中のチョコチップケーキが露出した。

このケーキは6～9人を想定されているのだが、1人分はかなりのボリューム。添付の説明書よりも小さくカットする必要がありそうだ。

カットしたケーキは密度が高く、しっとりした様子もうかがえる。早速食べてみると、クリーム、チョコチップケーキ共に甘さが抑えられて食べやすい。クリームは4色のカラーがあったが、チョコレートが使われていると思わしき、茶色部分が最もおいしい。いずれもマイルドで甘さが控えめになっているため、胃もたれしなさそうだ。

ここからはJタウンネット編集部のみんなの感想を紹介する。

記者は全員食べた瞬間に顔をパッと明るくして、笑顔になった。Jタウンネットの山本昌ことM記者は「最高だね」と話し、京都大学出身のホープO記者は赤い部分のクリームに着目し、

「キツいストロベリー味かと思ったら甘ったるくない。驚いた」

新婚ほやほや選手会長のN記者は、

「チョコブラウニーのようだ」

と、密度の高いチョコチップケーキを形容した。そして小田原が生んだ天才ことS編集長は「チョコが美味しいね」とクリームの茶色部分を絶賛した。

流石にJタウンネット編集部だけでは食べきれないので、ほかの部署の方なども交えて楽しんだ。カットにも参加してくれた営業部のIさんは、

「昔アメリカで食べたケーキに似てる。アメリカンな美味しさ」

J-CASTニュース3代目編集長のTさんは、

「ほどほどの甘さで美味しい」

姉妹サイト東京バーゲンマニアのA編集長は、

「チョコの生地がしっかりしている。甘くない。美味しい」

と絶賛した。J-CASTニュースのクールビューティーことSさんは、

「チョコブラウニーみたいでケーキっぽくない」

と驚いた人もいた。

社内では絶賛の嵐だった立体デコレーションケーキ。ビターな甘さで大人でも苦にならず食べられるクリスマスの強い味方であった。

筆者はマイルストーンの楽天市場のページで購入し、価格は7344円（税込）だった。9人前なので、1人あたりだと800円ほど。そう考えると、けっこうお手頃な値段かもしれない。